古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

都の四季

京都・哲学の道 蛍が一番よく出る場所は?

哲学の道は、桜並木で有名ですが、蛍の名所でもあります。南禅寺、永観堂、銀閣寺に近く、美しい観光名所です。 近年蛍の数がかなり減ったと言われていますが、静かに観察すれば、出てきてくれます。

衣更えの季節 1枚あると便利な単(ひとえ)の着物

5月半ばを過ぎ、お天気の良い、暑い日が続いています。暑くなってきたので、きものもそろそろ衣更えの季節です。 6月からは単ということになっていますが、最近では5月後半でも猛暑日もあるので、単に切り替え始める人も多いと思います。

5月の花 いずれ菖蒲(アヤメ)か杜若

昨日、京都では葵祭も無事執り行われ、もう太田神社の杜若も見ごろは過ぎている頃かと思いますが、まだもう少し楽しむことができるでしょう。 杜若、アヤメ、花菖蒲、真菖蒲と見分けがつかない似ている花がたくさんありますが、どれも5月のいけばなの花材と…

五輪エンブレムの市松模様だけではない! 美しいきものの和柄

最近、五輪エンブレムのデザインが、市松模様を意匠化した作品に決定し、緻密に計算されたデザインであると話題になっていますね。 和柄は、日本の四季の美しさを表現し、意匠化したものです。着物はもちろん、日常のさりげないところに使われています。

京都・嵐山 新緑のお出かけ 嵯峨豆腐と川端康成の「古都」の世界

少し前まで桃色のさくらで満開だった嵐山・渡月橋は、今は新緑の季節です。 気がつけばゴールデンウィークも間近。 お出かけの計画を立てたくなりますね。 さわやかな新緑と川の流れと、渡月橋は、何度見ても美しい京都の風景です。

京都・千本ゑんま堂 普賢象桜が見ごろです!

今日の京都は、お昼からお天気が崩れて肌寒いですが、朝、遅咲きの桜がきれいに咲いているのを見つけました。 遅咲きにしては、例年より少し早いような気もしますが、今、とても綺麗です。

京都・北野天満宮 新発見!世界で一つだけの「北野桜」

本日、北野天満宮の社務所の前に、たくさんの報道陣が集まっていらっしゃいました。私たちはいつもよく通った場所ですが、社務所前の桜の周りに梯子を立てて、撮影されていました。 最近、社務所前の1本の桜の木が、樹齢120年にもかかわらず、新種であると発…

「桜川」を眺めて 季節を表す美しい日本語と茶道の御銘

昨日は、とても良いお天気でしたが、今日の京都は一日中雨です。朝から肌寒く、激しく降っています。 今日のような日は、桜の花もだいぶ散ってしまったことでしょう。

京都 さくら満開 &春のイベント

通勤路のソメイヨシノも、いつ咲くかなあと思っていたら、ここ数日であっという間に満開になりました。昨晩から雨になってしまい、少し散りましたが、今が見頃です。

京都御所 桃と枝垂れ桜が、現在同時に美しく見られます!

ここ数日は、京都御所で桃と桜が同時に美しく咲いています。今が見頃です!! 御所の蛤御門から入ってすぐのところに、梅園と桃園が隣り合わせにあり、梅はもう時季を過ぎましたが、桃は現在とても美しく咲いています。 また、そこから2,3分歩くと、立派…

実は作れる!? 甘酒のレシピ 肌寒いお花見は自家製甘酒でどうぞ。

立派な酒粕をいただいたので、早速料理に使ってみました。 酒粕は、日本酒づくりの過程で生じる副産物ですが、栄養価の高い発酵食品です。 タンパク質、食物繊維やビタミンも豊富で、コレステロールを低下させる効果もあるそうです。

京都 桜といえば平野神社

金閣寺から徒歩15分に京都の桜の名所の一つ、平野神社があります。早咲きの桜から遅咲きまでたくさんの種類の桜があることでも知られており、夜桜見物に訪れる人も多いです。 今は、まだ枝垂れ桜しか咲いていませんでしたが、もうすぐ境内が一番美しい時季を…

桜の茶会スタート 季節を感じる日本の心、きっと外国人にも伝わる

3月21日から、お待合室のひな人形の展示を振袖の展示に入れ替え、桜の茶会をスタートしました。 3月後半からは外国人観光客の方も訪日シーズンに入り、桜を見に来られている方が多いです。また、外国人の方だけではなく、日本人の家族連れの方や、お一人で…

京都 地元民しか知らないお花見スポット四選 独り占め西陣桜

京都のお花見スポットといえば、円山公園、哲学の道、平安神宮周辺がベスト3でしょうか。早咲きでは醍醐、遅咲きでは仁和寺の桜も有名ですね。でも、たいていこれらベストスポットは、混雑します。 あまり人混みに合わず、桜を満喫するおすすめスポットは?

桜の下でもできる! 茶箱点前「花」

茶箱とは、点前道具一式を箱の中に仕組んだもので、旅先でもお茶一服いただくことができます。千利休が野外でのお茶会を催されたときに、使われたのが始まりです。 現在の茶箱点前には、裏千家11代玄々斎がご考案された卯の花、雪、月、花と、14代淡々斎がご…

京都・建仁寺 東陽坊の月釜

3月5日は、体験教室は臨時休業して、建仁寺の月釜「東陽坊」のお手伝いに行ってきました。最近はお客様として神社の月釜に参加していましたが、今回は亭主側として、お茶碗のお運びやおそば席を担当しました。 3月なので、おひな祭りの雰囲気で、春らしいお…

お家でひな祭り 折り紙でひな人形&桃の生け方

小さい頃は、毎年かわいらしいひな人形を見るのが楽しみでした。 でも、なかなか飾るのが大変で、場所も取ってしまいます。 ワンルームのアパートで一人暮らしをしていた頃は、季節のしつらえからも遠ざかってしまいました。 でも、これなら、ワンルームのマ…

染井の御名水で知られる、京都の梨木神社にマンション建設

京都の梨木神社は、御所のすぐそばにあり、まろやかな染井の御名水でもよく知られる神社です。9月ごろには、萩の花が美しく咲くことでも知られ、「萩祭り」も開催されます。 毎月、月釜がかけられており、境内もすがすがしい雰囲気です。 しかし、境内の中、…

北野天満宮・梅花祭の茶席

2月25日は、毎年北野天満宮で梅花祭が開かれ、上七軒の芸妓さん・舞妓さんによる茶席も開かれます。 25日は縁日でもあり、屋台も出てにぎやかになります。 昨日は例年以上に、観光客の方もたくさん来られ、お茶席が行列を成していました。

梅と鶯 ~お点前・文学・和菓子~

今年は、暖冬の影響で、北野天満宮の梅も早咲きになっています。 梅と言えば、友達は鶯。 和菓子屋さんでは、うぐいす餅が見られるようになり、茶道のお稽古で「うぐいすの谷渡り」というのをする頃です。

京都のひな祭とひな祭茶会@茶道体験古都 ~作法だけでなく、生活に季節感を取り入れるヒントを~

明日2月17日(水)から、金閣寺より徒歩1分の茶道体験古都(Tea Ceremony Koto)にて、ひな祭茶会を開催します。 お待合室には、七段飾りのひな人形が飾られ、華やかな雰囲気になります。

冬から初春にかけての和菓子 椿餅

椿餅は、道明寺のお餅を2枚の椿の葉で挟んだ和菓子です。 中身は道明寺なので、関西の桜餅に似ていますが、桜餅ほどは馴染みがないので、少し探すのが難しいかもしれません。 平安時代から食べられている、歴史のある和菓子です。

お家で楽しむ 節分茶会と豆まき

2月3日の節分は、立春の前日。つまり、旧暦の立春を新年とすると、節分は大晦日にあたります。 我が家では、鰯のつみれ汁や、恵方巻き、炒り豆をいただきます。 小さい頃は、幼稚園や家の庭で、豆まきをしましたので、節分というと鬼とお福さん、豆を鬼にぶ…

京都・黒門 塩芳軒 節分はおかめ饅頭

塩芳軒は、1882年創業、京都・黒門の和菓子店です。 小さな黒門通沿いにあるお店ですが、地元の人からも、遠方の方からも評判の良い、おいしい和菓子です。 Facebookでも、24節気に合わせた和菓子をアップされていて、いつもその美しさに感動しています。

鶴屋吉信 節分の和菓子「福ハ内」と喫茶 堀川今出川

全国的にも有名な、鶴屋吉信さん。京都本店は、堀川今出川にあります。 名物・柚子餅で有名ですが、季節の生菓子や茶席の干菓子も美味しいです。 節分のお菓子も、上生菓子、ぜんざい、焼き菓子とあり、種類が豊富です。

お家でできる! 初茶会

三賀日を過ぎると「初釜」のニュースを毎年聞かれるのではないでしょうか。参加者にとっては、お茶の稽古始めの日であり、新年のお祝いでもあります。 今回は、釜や畳がなくてもお家でできる!気軽な「初茶会」を考えてみました。 お家での晴れの日の食事や…

冬の和菓子 酒饅頭 -とらや 京都一条店-

酒饅頭は、冬季限定で販売していることが多い和菓子です。 京都では、伏見の酒蔵の近くでも、酒饅頭が人気です。 有名な和菓子の老舗とらやでも、冬季は「虎屋饅頭」が登場します。 虎屋饅頭は、真っ白なまあるい、酒饅頭です。

初釜の和菓子 花びら餅

茶道の各教室では、新年10日過ぎ頃に初釜を行うところが多いです。 私の師匠の教室でも、毎年10日か11日頃に初釜を行っており、いつも楽しみにしています。お茶を習っている人にとっては、新年のおめでたい行事であり、お稽古始めの日でもあります。 初釜で…

新年の和菓子 ”お題菓子”

毎年、新年は干支にちなんだ和菓子や、宮中の歌会始めの勅題にちなんだ「お題菓子」が楽しみです。 2016年は、干支は申、歌会始めの勅題は「人」です。 京都のお菓子屋さんでも、それぞれ工夫を凝らした素敵なお菓子が作られます。

お正月の花

神社やお寺などでは、早くも12月13日の仕事始めに正月飾りがされますが、だいたい一般のご家庭でお正月飾りを始めるのはクリスマスを過ぎてからですね。 門松、注連縄、鏡餅など。これらは、歳神様をお迎えするための目印と考えられているので、31日の一夜飾…