今日の京都は、お昼からお天気が崩れて肌寒いですが、朝、遅咲きの桜がきれいに咲いているのを見つけました。
遅咲きにしては、例年より少し早いような気もしますが、今、とても綺麗です。
普賢象桜(ふげんぞうざくら)
千本ゑんま堂には、関山や二尊院普賢象など、様々な珍しい種類の桜があります。ここの地名の「千本」は昔、この辺りに千本桜があったことに由来すると言われています。
とくに「普賢象桜」が有名で、足利義満もご覧になったと言われています。
前回の記事では、まだ咲いていない景色しか載せられませんでしたが、今、美しく咲いています。ソメイヨシノとは違って牡丹桜なので、より華やかに見えます。
しかし、散るときはひとひらずつではなく、ぽたりと花ごと落ちるのが特徴です。
こちらは、松月。
関山。
二尊院普賢象桜は、まだ蕾が多かったですが、紫っぽいです。珍しいですね。
庭の草花も綺麗です
椿のようなお花や、射干(しゃが)というアヤメに似た花も咲いていました。
射干は、花の中に黄色と濃い紫の斑点があるのが特徴です。アヤメよりは小さく、野原によく群生していますね。植物園でもみかけました。
茶花にも使えそうです。
もうフジも咲きかけていました。
アヤメやフジというと、もう5月のイメージです。早いですね。
普賢象桜の夕べ
4月16日(土)の夜には、普賢象桜のイベントが開催されます。夕刻からは、お茶席もあるそうです。
観光客の方というよりも、ご近所の方に親しまれている毎年のイベントです。
忙しくてお花見に出かけられなかった方も、まだ間に合います。