今週のお題「バレンタインデー」
バレンタインと言えば、チョコレートですが、大切な人と過ごすなら、チョコレートを渡すだけでなく、もっとびっくりするような楽しいイベントができないかと思って考えてみました。
この間、「茶櫃で千歳盆点前をする」記事を書きましたが、バレンタイン茶会では、茶櫃ではなく、洋風のかわいい空き箱を利用してお点前をしてみます。
イタリア製の丸箱を、千歳盆に見立てる
丸といっても、楕円形なので、千歳盆とは違う形ですが。
これは、イタリア・フィレンツェのIL PAPIROという、伝統工芸品のマーブル紙で有名なお店の箱です。この緑の動物の紙も手摺り紙です。
バレンタインと言えば、やっぱりお菓子やプレゼントなので、プレゼントの箱を開けるようなイメージにぴったりだと思い、この箱を選びました。
このような大きめの海外製のお菓子の箱や缶があれば、千歳盆のように楽しんで使えるのではないでしょうか。
中には、イギリス製の赤いお花の茶碗や古袱紗を仕組みます。
お茶碗の色は赤が華やかで、バレンタインの情熱にふさわしい気がします。
棗は、貝でできたアクセサリーボックスです。光沢があって華やかな印象です。
大切な人の好きな絵と花を飾る
お茶室には、軸・花を飾りますので、好きな絵を軸としてかけ、花も入れてみます。
軸は、藤城清治さんの「愛よ永遠に」
出展:「藤城清治 光と影の世界展」
花は、ピンクのチューリップと黄色のフリージアを生けてみました。
ピンクのチューリップの花言葉は「愛の芽生え」「誠実な愛」、黄色のフリージアは「無邪気」だそうです。
ハートの和菓子「懸想文」
お菓子は、京都の老舗・老松の「懸想文」。
「懸想文」(けそうふみ)とは、ラブレターのことです。
バレンタインのプレゼントとして、紅白の最中がピンクの包みに入っています。
ピンクのハートの中は、白餡とほんのりホワイトチョコが入っています。
白のハートは、黒い餡とほんのりチョコレートです。
普通の餡の最中かと思って食べると、あれ?ちょっとチョコレートの味がする!と驚きます。意外な、おいしい組み合わせにびっくりです。
プレゼント用としては、ピンクの包みに入って売られています。
とてもかわいいです。
☆こんなの考えても、私にはバレンタインイベントをする機会がないので、このブログを見て、やってみよう!と思った方がいらっしゃれば嬉しいです。
お点前を見てみたい方、習いたい方、お客様として体験してみたい方がいらっしゃいましたら、茶道体験古都までお問い合わせください。