4月9日(土)、京都・室町下長者町のおづKyoto maison du sakeにて、日本酒と茶道体験のイベントを行いました。
今回は事前のPRが前回のイベント時に比べてあまりできておらず、少人数の開催になりましたが、来ていただいた方々、本当にありがとうございました。
白鹿さんの「花ひらく」
写真も亭主なのであまり撮れなかったのですが、今回、お客様に召し上がっていただいた春のお酒です。
桜の花びらを浮かべて、麩嘉(ふうか)さんの麩饅頭と一緒にいただきました。
女性にも飲みやすい、ボトルデザインもかわいらしいお酒です。
白鹿さんは西宮のお酒なので、辛いイメージがあったという方もいましたが、甘めのお酒も販売しておられます。
ちなみに、麩嘉さんは京都第二赤十字病院の近くにあります。
麩嘉
京都府京都市上京区東裏辻町413
TEl:075-231-1584
営業時間 9:00~17:00
大宗匠の「和敬」を掛けて
床には、先月大宗匠よりお贈りいただきました、「和敬」の御色紙を早速、掛けさせていただきました。
これは色紙掛けなので、季節によって挿絵の入ったものなど色紙を取り換えて、しつらえを楽しむことができます。今回新調しましたので、今後、活用したいと思います。
お花は、小手毬と芍薬。
このように、板床以外の床の間であっても、籠花入れの場合は、杉や塗り物の敷板は敷かなくてかまいません。(敷かないのがルールになっています。)
今日は、「花」の茶箱のお点前で、お香合は省略致しました。
お隣の飾り棚には、白鹿さんの鹿などが飾られていました。
茶箱点前「花」での茶道体験
「茶道体験」と聞かれて、どのようなイメージを持たれるでしょうか。
実は、ふだんの金閣寺付近の教室でも、今回のような外部でのイベントでも、ただお点前をしてお茶を飲んでいただくだけではなく、床の間のお軸や花の説明はもちろん、お茶席での「お菓子のいただき方」や「薄茶のいただき方」、茶道の精神、お客様の持ち物についての解説も行っています。
さらに、お客様ご自身で実際にお抹茶を点てる体験もしていただいています。
月釜などでは、そのような解説は一切ありませんので、初心者の方には体験、おすすめです。
☆おづKyoto maison du sakeさんのFacebookで、動画を公開していただいています。
https://www.facebook.com/ozushop/?fref=nf
「茶箱」点前は、習い事の中では「小習い」の初歩の段階で習うお点前ではありますが、実際にお寺や神社などの月釜ではほとんど見ることありません。やはり、風炉や炉のしつらえでの薄茶席がほとんどであり、茶箱は野点を想定して御考案されたお点前なので、少しカジュアルなものと考えられ、月釜ではほとんどないと思います。
しかし、コンパクトな箱の中にお道具が収まって持ち運びもできるので、「海外の方にも好まれるのでは?」と本日のお客様からご意見をいただきました。
そうかもしれませんね。
たまには、茶道体験古都でも、茶箱のお点前もしてみたいなと思います。