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古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

茶室における お香とお香合 

茶室の床の間には、花・花入れと共にお香合が飾ってあることが多いですが、これは単なる季節の飾りでしょうか。

実際に使っているのを見る機会のあるお茶会は、月釜などでは少ないので、飾りと考えてしまいがちですが、茶室においては香も重要な道具の一つです。

電気釜もありますが、正式には炭で湯を沸かし、その炭と灰の中でお香もたきます。

 

 

 

 

お香とお香合の種類 季節によって違う

 

お香合は、大きく分けると2種類あります。また、中に入れるお香の種類も2種類あり、季節によって違います。

 

①陶器製のものは、炉の季節(11月~4月)に使います。中には、練香という、少し湿り気のある香をひと粒入れます。

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②木地や塗り物、竹製のものは、風炉の季節(5月~10月)に使います。中には、白檀や沈香など木製のお香を3枚重ねて入れます。

 

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もう4月末なので、最近茶室のしつらえを炉から風炉に変えました。

それに伴い、お香合も同じ木製の、今の時季らしいものに。

淡々斎好みの鯉のお香合です。

 

例外として、蛤のお香合など、貝でできたものや、金属製のものは、炉・風炉兼用で使えるとされています。

 

 

 

 

 

お香合の形

 

 

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 お香合の形や意匠も様々です。

和楽器や、桐の団扇など。朝顔が描かれた団扇は涼し気で、夏にぴったりです。

 

御所車、秋から冬にかけてよく使う鴛鴦(おしどり)、お雛祭りには菱餅型など。

 

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動植物や生活用品、食べ物など、そのお茶会の趣向に合わせて選ばれます。

 

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お茶席だけでは、お香を炊いて茶室を清め、心を落ち着かせる役割を担っているお香ですが、お香合は手のひらにのるくらいのサイズで、とてもかわいらしいので、季節を楽しむための飾りとして、お家にインテリアとして置いておくのも素敵だと思います!

 

 

 

 

 

床の間のしつらえ ~お香合~

 

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薄茶席のみのお茶会では、床の間に掛け軸、花と共にお香合も飾られていることが多いです。

この3つが同時に飾られている形式を「諸荘(もろかざり)」と言います。

お花を水屋(台所)に近い方に置き、掛け軸を挟んで反対側にお香合を置きます。

こちらもご参考に。

blog.teaceremony-kyoto.com

お香合は、床の間の畳や板の上にそのまま置くのではなく、紙釜敷を敷いて、その上に置きます。

ちなみに、紙釜敷は、普通は白いでかまいません。赤が入っているのは、お祝い事のお茶会などに使います。

 

お茶事(フルコースのお茶席)においては、初座では、床の間には掛け軸のみが飾られており、お客様は、懐石料理やお酒、主菓子を召し上がります。その後、中立ち(席の入れ替え)があり、後座では、床の間には花のみになります。

お香合は?というと、お茶事においては炭点前もあるので、お客様はその時にお香合も拝見します。

 

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薄茶席のみのお茶会や、濃茶席と薄茶席のみのお茶会などでは、「炭点前を省略してお茶を差し上げます」という意味で、お香合が床の間に飾られているのです。

 

お家ではインテリアとしても、時には小物入れとしても使えるお香合ですが、茶室においては、より重要な役割を担っています。