甘楽 花子は、和菓子職人の店主が営む、美味しい生菓子とお抹茶がいただける喫茶です。
烏丸丸太町なので、繁華街ではありませんが、地下鉄丸太町駅下車すぐの便利な場所にあります。御所のすぐ側で、ちょっと人混みを避けたお出かけをしたいときに良い環境です。
美味しい京生菓子がメインの喫茶
日本茶カフェといわれる、様々な日本茶がメインのカフェ、和菓子と共に美しい庭園や町家の雰囲気を楽しめるカフェなど、京都には様々なスタイルの喫茶店がありますが、甘楽花子さんは、京生菓子が主役の喫茶です。
店主がお一人で営まれている小さなお店で、奥の方に和菓子作りの厨房があります。
お客様は、その手前のテーブル席で、季節の和菓子とお抹茶又は煎茶をいただくことができます。注文したら、厨房が隣に見えているので、今作ってくださってるんだな、と分かります。
素朴な雰囲気のお店で、より生菓子の美しさやおいしさに集中でき、引き込まれていくように感じました。
きんとんの生菓子・水山吹
きんとんの生菓子「水山吹」と一保堂さんの抹茶「和の昔」。裏千家の茶道の修行をされていたとのことで、お抹茶もとっても美しく、美味しく点ててくださいました。
甘楽花子の水山吹は白餡と中は粒餡のきんとんの生菓子。
私は、山吹はわかるけれど、水山吹という言葉はあまり知りませんでした。
清流と山吹を表現したかるかんの和菓子がよくあるようですが、これはきんとんなので、オリジナルな水山吹ですね。
桜の春が過ぎた頃、山吹が美しく咲き始めます。
作りたての生菓子の美味しさ
私は、昔、日本茶カフェにあこがれがあって、一人で京都の色々な喫茶を回ったことがありました。
全国的に大きな和菓子屋さんから、甘楽花子さんのような小さなお店まで。
大きなお店の広々とした店内やお庭も素晴らしいところもたくさんあるのですが、お一人で運営されているこじんまりした雰囲気も、とても好きです。
花子さんのきんとんは、生菓子らしく、水分をふんわりと含んだ作りたての新鮮さがあり、餡のおいしさが際だっていたと思います。
私も、金閣寺の近くで茶道体験のお店をしていることをお話すると、「この間、Tea Ceremonyがやりたいと言う人がいました。うちではやってないので、またそういう人がいたら紹介します。」とおっしゃってくださいました。
ありがとうございます。
甘楽花子
京都市中京区烏丸丸太町下る大倉町206 オクムラビル1階
TEL: 075-222-0080
営業時間 9:00から19:00
不定休