以前、お土産にいただいたことがあって食べたことのあった「松露」。
京都・二条駿河屋さんの銘菓です。お抹茶とも合い、とても美味しかったので、二条城近くのお店まで買いに行きました。
松露(しょうろ)
松露とは、球状の食用キノコの一種で、4,5月ごろに松林の中に生じるそうです。
このキノコに似ているから、「松露」と名付けられたそうです。
ちょうど今の季節ですね。
でも、お菓子の松露は、季節にあまり関係なく、年中いただけるものです。
駄菓子屋さんでも「松露」というのはありますが、たいてい外側の糖衣だけでなく中の餡も硬く、ざらっとしていることが多いです。
そんなイメージを持ちがちな松露ですが、二条駿河屋さんの松露は、中はふっくらとした粒餡で、とても柔らかく、普段のおやつの松露との違いに驚きます。
見た目の白い糖衣も上品です。ふっくらとした餡は、丹波大納言小豆を使われているそうです。
涼し気な竹流し水羊羹
二条駿河屋さんといえば、竹流し水羊羹も有名です。
お土産物屋さんで、よくプラスチック製の竹に入った羊羹もたくさん見かけますが、二条駿河屋さんの竹は、「本物の青竹」です。
ショーケースに入ったのはちょっと「青々しさがなくなっているけど、ほんまはもっと青々としています」、とおっしゃっていました。やはり本物の竹だと見た目に風情が感じられます。
暑い日に冷やして食べたらきっとおいしいでしょうね。
本物へのこだわり お茶席にもぴったり
今日は、表千家さんの方で全国からお集まりの大きなお茶会があるそうで、朝から松露をお納めになったと伺いました。
お茶席では、どんなしつらえで、どんな干菓子盆で出されるのでしょうね。
丸くてかわいらしい松露ですが、箱の中に季節のお干菓子も添えてくださいます。色とりどりのお干菓子を添えると、さらに美しく見えます。
二条駿河屋
京都市中京区 二条通新町東入ル大恩寺町241-1
TEL: 075-231-4633
営業時間 : 9:00~19:00
定休日 : 日曜・祝日