こんにちは。金閣寺から徒歩1分、茶道体験古都の亭主です。
よく、海外のお客様から、「結婚式や誕生日に家族や友達とお茶会をするのですか?」という質問をされます。
結婚式に記念の呈茶というのは、私の周りでは聞いたことがありません。あまりポピュラーではないけれど、結婚のお茶会や誕生日茶会をもちろん企画することは可能ですよ、とお答えしていますが、実際やってみてもおもしろいのではないかな、と思います。
GoogleでWedding Tea Ceremonyを検索すると
Wedding Tea Ceremonyは、どうやら海外で存在はするらしく、Googleで検索すると、中国の結婚式が上がってきます。きちんと作法があるようで、花婿側の親族は朝に茶会を行い、花嫁の親族は午後に行うと書いてありました。さらに、お茶を差し上げる順番は、両親、祖父母、大叔父・大叔母・叔母叔父という順番で、だいたい年長者が先と決まっているようです。
お茶は写真で見たところ、小さなコップに注がれていたので、茶色の中国茶のようです。
http://www.chinese-wedding-guide.com/tea-ceremony.html
中国のお茶会であり、日本の茶会とは全く異なりますが、親族になる人たちが一緒にお茶会を行うアイデアは、結婚式の趣旨にもぴったりだと思いました。
ホテルの結婚式で呈茶席
京都にはお茶室があるホテルもあります。
ウェスティン都ホテルの可楽庵や、2畳の小さいお茶室ですが、京湯元ハトヤ瑞峰閣の栄寿庵など。
私は詳しくはわからないのですが、結婚式から披露宴に移る時間など、招待客が待つ時間が長いこともあるそうです。
そのような場合に、待っている間に呈茶があると、ご招待客もきっと喜ばれることでしょう。
京都では、神社やお寺での和装婚も人気です。
お二人で結婚式にふさわしい、おめでたい和菓子やお茶碗を選んで開催されてはいかがでしょうか。
*写真は「子持ち饅頭」。ケーキカットの代わりにとこのお饅頭を用意されたカップルもおられるそうです。
カフェ・レストランでの結婚茶会
教会の結婚式や、カジュアルなパーティー形式の結婚式でも、立礼の茶会を行うこともできます。
親族のみで行う場合や、ごく親しいご友人のみで行われる場合など、様々かと思います。お茶会は和室でなければできないわけではないので、それぞれのスタイルに合ったもので、アレンジが可能です。
本日、ロンドンのカップルが弊店に来てくださいましたが、折り紙体験もされました。海外の方は大人でも折り紙は人気があるのかな?と思っていたら、彼らは1年後の結婚式のため、2人で幸せへの願いを込めて、100羽鶴を折りたいのだそうです。
きっとロンドンで日本の鶴を結婚式に折る人は、そういないし、手作り&オリジナルの結婚式ですね。とても素敵です!
日本ではウェディングにケーキは必須になっていますが、和菓子をいただいて、お茶会形式で行うのもオリジナル感が出ておもしろいのではないでしょうか。