スローガンの一つに、「お客様第一主義」を掲げていらっしゃる企業や団体はとても多いと思います。
この言葉、「お客様のことを第一に考えて行動する」という表面的な意味は誰もが分かると思いますが、それを自分自身の行動に落とし込めているか、社員一人一人の行動に反映されているか、経営に反映されているか、というと、そう簡単なことではないと思います。
お客様第一主義と経費削減問題
顧客満足は、お客様のご要望やご期待を超えるサービスを提供できた時に、達成することができます。
各企業で、様々取り組みや工夫をされていると思います。
例えば、
来店されたお客様に、お茶をお出しする。
店内に無料の給茶機を設置する。
ご契約くださった方に、粗品を差し上げる。
受付のスピードUPのために、新しい機械を入れる。
しかし、ご要望があるにもかかわらず、経費削減のためにできない・・・
廃止せざるを得ない・・・
というようなこともあると思います。
実際、今まで店内に無料であったものがある日突然なくなった、サービスが突然廃止されて、「サービス悪くなったなぁ。」と思ったご経験、ありますよね。
お客様のことを考えたいけれど、時間が無い & やっても評価されない
朝6時に起きて電車に乗り、帰るのは深夜だというサラリーマンの方もたくさんいらっしゃいます。
それが当たり前の毎日であれば、「お客様が求めているニーズを超えるサービス、どうしたらいいかな」と考える時間をとるのは、難しいし、心に余裕も生まれないかもしれません。
挙げ句の果てには、「お客様のことを考えて例え評価をいただいても、上司はそんなこと気にしてないし、自分の給料が上がるわけでもない。」
そんな悪循環マインドに陥ることもあります。
魂のこもったCS活動
細かなことを、一つ一つ指示するというのも、第一段階には必要だと思います。例えば、
「笑顔で話す」
「お迎えとお見送りは深いお辞儀で」
「決まり文句〇〇を必ず、言うことが、評価点UPのポイントだから、必ず言うこと!」
みたいなものです。新入社員のときに習いますね。
当たり前のことをきちんとするというのは、とても大切です。
しかし、新入社員の時はものすごく意識してやっていても、だんだん「それをやって本当に意味あるの?」「売り上げにつながるの?」と思うことってあると思います。
なぜそれをやる必要があるのか?
その活動は、お客様の期待と結びついているか?
その活動で、お客様に期待以上の満足を与えることができるか?
普段の業務の効率を下げないものか?過剰な負担にならないものか?
その活動をしたことにより、評価されるのか?
みんなが「意味ないんちゃう?」と思いながら、上司の指示だからと嫌々ながらにやっていたのでは、本当に意味が無くなると思います。
納得感の強い、本当にお客様の期待に応えられる活動にしていく必要があります。
どんな活動か?の応えは、現場の人、業務に関わるあなたが知っているはずです。
お待合室に、コート掛けと荷物置場を設置しました
普段、少人数制の茶道体験なので、荷物置場は特に設置していませんでしたが、お客様は、サングラスやお土産の紙袋など、手荷物を抱えてご来店される場合もあります。
今まで、弊店の展示物を並べている棚や、床の間に荷物を置かれることもあり、荷物置場を作りたいなと思っていました。
このキューブボックスは、リュックなど入れるには小さいかもしれませんが、お土産の袋やお手持ちのペットボトル、サングラス等は入りますね。
6つ組み立て作業、がんばりました。
それから、「ホテルのクロークのように」・・とまではいきませんでしたが、秋冬はコートを脱いで置く場所が必要なので、コート掛けも設置しました。
6月もレインコートを脱いで掛ける場所が、お待合室の椅子しかなかったのですが、これで解決です。
茶道体験は、45分間という短い間ですが、非日常の空間を快適に過ごしていただけたらと思います。