今朝起きたら、お客様からお問い合わせのメールが届いていました。
その内容が、とても単純だけれど、とても嬉しい内容でした。
ある風景を見て、京都での茶道体験を思い出してくださったようです。
すすきに囲まれて
DoI remember correctly you telling us that the grass on the pictures from your website is depictedd on Japanese pottery? We see this grass every where now and I absolutely love this. Do you know how it is called in Japanese?
ホームページに載せていたすすきの写真を見て、これは茶道体験で使ったお茶碗に描かれていたものでしょうか?
今、この草が至る所に見えています。本当に綺麗です。
これ、日本語でなんて言いますか?
すすきに囲まれているって、どんな所にいらっしゃるんでしょうね。
日本中を旅しておられるようだったので、どこかの山にでもいらっしゃるのでしょうか。
すすきがたくさん生えているのを見て、茶道体験でお茶碗に描かれていた柄だと思い出してくださったようです。
本当に嬉しいですね。
外国人や初心者の方にこそ
「外国人観光客や初心者には、四季のお茶碗なんて何を出しても分からないから、そこまでする必要はないのでは?それよりコストダウンした方が良いのでは?」
というご意見もあり、実際、年中同じお道具でサービス提供しているお店も多いと思いますが、私は、初心者の方にこそ、作法だけでなく、茶室で季節を感じることや、楽しみ方をお伝えしたいと思い、活動してきました。
確かに、何も説明しなければ、お茶碗の柄をよく見ようとする外国人のお客様の方が少ないと思います。みんな、作法やお点前の動きが気になって、お茶碗等お道具の細部はまったく気にしていないことが多いです。
また、単に「すすきです」と言ってお茶をお出ししたのでは、外国人の方には何のことか伝わりにくいと思いますが、なぜ今日、私はこのお茶碗を選んだのか、説明を丁寧にすれば、とても喜んでくださいます。
外国人のお客様が、すすきを見て、茶道体験を少しでも思い出して、メールもくださったことは、私にとっては、大変嬉しいことでした。