御膳麩司、麩嘉さんは、京都・椹木町通りにある京生麩の老舗です。生麩は勿論、揚げ麩や麩饅頭も作っておられます。
麩饅頭は、全国的にもよくあるものなのかはよく分かりませんが、懐石料理や和風のお弁当にもよく入っている、笹に包まれたお饅頭です。
お麩は栄養価が高い
麩饅頭は、生麩に餡が入っているお饅頭が笹に包まれたものですが、お餅よりさらっと、あっさりして、冷たいものです。
お吸い物にもよく入っている麩は、栄養がなさそうに見えて、実は栄養価が高いのです。小麦粉からグルテンを抽出したもので、植物性たんぱく質として、ベジタリアンにも愛されています。ダイエット中の方も安心して食べられますね。さらに、麩に含まれるプロリンという物質は、コラーゲンを作ってくれるそうです。お肌にも良い食べ物です。
参考 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/麩
良いこと尽くしですね!
うちでは、生麩は普段は買わないけれど、乾燥麩は、お味噌汁の具材に安くて簡単で、欠かせない食材です。
周りでは好き嫌いが分かれることも
私は、小さい頃から、上等のお弁当や懐石料理に入っている麩饅頭や紅葉や桜や鞠の形をしたお麩が、普段は見かけない特別な食べ物で、とても気になりました。親のお弁当からも小さい麩を見つけて、もらって食べていたくらい好きでした。
麩嘉さんの蓬麩や粟麩を使った生麩田楽も、とても美味しいので、お店でメニューにあると頼んでしまいます。
こちらは、おづKyoto maison du sakeさんのお酒とセットのメニュー。
でも、私の周りでは,生麩は好き嫌いが分かれることが多く、どちらかというと女性に人気です。
外国人も、とても好き!という人もいれば、sticky、too traditional と言われてしまうことも。
その食感もまたとても美味しいと思いますが。
食欲がないときも、いただきやすい生麩
金曜日からしばらく1歳の娘が高熱で入院していたので、おばあちゃんと私で24時間付き添いをしました。
幸い、乳幼児がよくかかる突発性発疹だった可能性が高く、熱はすぐ下がったので良かったですが、病室に泊まり込むのは大変でした。
麩嘉さんは、京都第二赤十字病院の向かいの通りにある進々堂の隣の道をちょっと入ったところにあります。
静かな住宅街ですが、かわいいお福さんの暖簾が目印です。
持ち帰りは、運良く麩饅頭5つ入りをすぐ買うことができました。食事制限がない場合は、お見舞いや差し入れにも良いかもしれません。
食欲がないときも、あっさりしていて食べやすいですよ。
お店でいただくことも可能ですが、府庁前本店はご予約が必要なので、気をつけましょう。
麩嘉 (府庁前本店)
京都市上京区西洞院椹木町北入る
TEL: 075-231-1584
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜日