11月に入って1週間が経ちました。
だいぶ紅葉も色づいてきて、金閣寺の門の紅葉も綺麗になってきました。
10月までは、「中置き」でしたが、弊店では11月1日に炉開きをし、お茶室のしつらえが変わっています。
11月は炉開き
弊店のお客様は、一見さんの外国人観光客の方が多いので、
「炉」について、季節によってしつらえが変わることについて、いつも英語で説明をしています。
そうすると、より理解が深まり、特別に用意されたしつらえだということで、大変喜んでいただきます。
懐中しるこ
茶道をされている方にとっては、炉開きは特別な行事であり、お正月のようなものです。
お稽古場では、おぜんざいなどをいただくことも多いのではないでしょうか。
ちなみに「おぜんざい」は、関西では中に少し粒あんが入ったものを言います。
茶道の炉開きには、おしるこというより、本当は丁寧に炊かれた小豆に丸い小餅が入った「おぜんざい」だとは思いますが・・・
鶴屋吉信さんの「懐中しるこ」も、簡単でおいしいですよ。
「おしるこ」は、中に粒あんが入っていないものです。さらっとしています。
懐中しるこを2つに割ってお椀に入れ、お湯を注ぐだけ。麩焼きを2つに割るときに、中の粉になっている餡が飛び散らないように、そっと割るのがポイント。
寒い季節にぴったりなイメージですが、冷やしても食べられるそうですよ。