古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

会社員の時は気づかなかった、働く上でなくてはならないモノ

厳しい社会で、働き続けるために、一時的に心が折れてもまた立ち直るために、必要なものは?

お給料、家族、恋人。色々あると思いますが、自分の心の持ちよう次第で持てるものは?

 

 

起業してから、休みなし

 

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最近、休みなしに仕事しています。

お客様がひっきりなしに…、なら良いのですが、お一人さま起業なので、事務的なことやら全部含めて、なんか全然休みないなぁという感じです。

つくづく、これって好きなことだから、苦にならないんだな、と思います。頑張ってる、というより、そんなに苦にならないから、休みを取ることが嫌なくらいです。

 

昔のOL時代のオフィス勤務で休みなしだったらと考えれば、体と心が壊れて、鬱々となっていることは間違いありません。

 

とはいえ、小さい娘のために、プライベートの時間もちゃんと作らないとなと思っているところです。

 

 

 

 

 

使命感

 

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仕事に対する意欲、やる気は、昔OLをしていた頃は、申し訳ないけれど、今に比べたら全然なかったと思います。

その当時の私は、新卒で初めて勤めて、色々覚えて、100%頑張ってるつもりでした。

なぜ入社したか、採用面接で話した内容も今でも忘れていませんし、お客様のことも記憶してます。決して手を抜いていたつもりはありません!

しかし、結局、誰のために頑張っているのか、何のために働くのか、ぼんやりしていて、仕事は「お金を稼ぐ手段」以外の何物でもなかったと思います。仕事にお金以外のことを求める必要はない、坦々とこなせば良い、それ以外を求めるのは贅沢で間違ってる、と思っていました。

会社の理念が「お客様第一主義」と分かっていても、永遠にピンとこないで退職してしまいました。

 

そこでもし、自分の仕事を重荷でなく、誇りや使命感を感じてできるようになれていたら、辞める必要はなかったかもしれません。

または、家庭や心の支えとなる存在や、どうしても守りたい人がいたら、話は違ったかもしれません。

残念ながら、そのどれも当時の私にはありませんでした。

 

 

 

 

 

残業代なしでも、喜んで働く人たち

 

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勤務体系が裁量労働制とか役職付きの方は、残業代が出ない割に疲労困憊でしんどい、という方も多い中、お給料が少ないことに多少文句を言いつつも、概ね仕事に意欲的な人たちもいます。

思い出してみれば、彼らは、仕事に使命感やプライドを持っているか、家庭という大きな支えがあるか、またはどちらも持っていてバランスのよい人たちだったように思います。

疲労困憊な人たちが悪い訳ではなく、創業者の志を全く同等に持てというのは、無理な話なので、当然、見合うお給料がなかったり、プライベートで家庭の支えもなければ、そうならざるを得ないと思いますが。

 

 

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最近になって、会社員の時は気づかなかったことに気づきました。

使命感や理念は、とても大切だということ。

もちろん、収入額は大切ですが、これらがないと継続が難しくなり、良質な仕事はできないと思います。

就職する時も、長く勤めたいならば、会社の理念に共感できるかチェックすること、可能であれば社内の人の話を聞いたり、インターンシップに行ったりして、その理念がどんな形で行動に移されているか確認することが、ミスマッチを防ぐのではないでしょうか。