古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

京都・嵯峨野 落柿舎と奥ゆかしい呉服店

時間がない観光客の方は、嵐山と言えば渡月橋を見て、大堰川周辺で食事やお土産を見て帰る方も多いようですが、竹林をどんどん歩いて行くと、情緒ある嵯峨の風景が広がっています。

落柿舎周辺も、タイムスリップしたような景色が残っています。

 

 

 

 

 

 

嵯峨野めぐり 落柿舎

 

 

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竹林をしばらく歩いて行くと、茅葺き屋根と田んぼの、のどかな景色が広がっています。

最近は嵯峨野までは全然行けていませんが、昔初めてここを歩いた時は、目の前の風景に感動して、その後何度もお散歩コースで散策に行きました。

 

 

落柿舎は、松尾芭蕉の弟子の俳人・向井去来(1651-1704)の家であり、現在でも句会の会場としても使われています。

中に入ると、俳句箱があり、一句書いて投稿することができ、入選したら季刊誌「落柿舎」に載るのです。私は、一句書いて投稿したことがあったと思いますが、全く入選はしませんでした。

きっと、最近よくテレビで見る俳句の先生にかかったら、「才能ナシ」になってしまうことでしょう・・。

 

 

 

 

 

 

 

柿だけではない、風情ある草花

 

 

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40本以上柿の木があり、一夜にして柿の実が落ちたことが、「落柿舎」の名前の由来と言われています。

現在は40本もありませんが、秋になると樹齢300年になる柿の木に実がなります。

さらに、落柿舎は柿だけではなく、紫陽花や茶花になりそうな日本の風情を感じる草花がたくさんあり、雨に濡れる草木を眺めているだけでも、心が落ち着きます。

 

落柿舎

京都府京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20

 

 

 

 

 

 

 

化野までの道 奥ゆかしい呉服店

 

 

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私は、高校生の頃から、嵐山の竹林から化野、鳥居本まで歩くのがお気に入りの散歩コースでした。何度も足を運びましたが、最近は行っていないので、また新しいお店もできたりして、変わっていることだろうと思います。

 

昔から、変わらないであろうお店は、落柿舎からは徒歩8-10分ほど。化野までの道で、奥嵯峨苑さんがあります。

雅やかな美しいきものや帯が展示されており、引きつけられますが、基本的に紹介制のお店のようです。

私の記憶によると10年くらい前は、一見さんで、こちらで組紐を使った可愛らしいイヤリングや、携帯ストラップなど買うことができ、父の日にネクタイピンを購入したこともありましたが、今はどうなっているでしょうか・・。

また嵯峨野に行ったら、前を通ってみたいと思います。

 

 

奥嵯峨苑

 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町20