こんばんは。金閣寺から徒歩1分の茶道体験施設、「茶道体験古都」の亭主です。
英語で説明が可能なので、外国人のお客様に多数ご来店いただいています。
通常、ご予約は1日前までにWEBサイトや他社予約サイト、ホテルコンシェルジュさんからのお電話を通していただいています。料金は、基本的には、Paypalやクレジットカードで前払いいただいています。
というのも、通りすがりの方は、「あとで来るよ」と予約して行かれても、90%ドタキャンになるからです。
ドタキャンは連絡なしに頻繁に発生
弊店は、西大路通り沿いのバス停「金閣寺道」から金閣寺までの参道沿いにあるので、通りすがりに偶然「Tea Ceremony」ができると発見されるお客様もいらっしゃいます。
外国人のお客様は、ふらっと来て、タイミングが良ければそのまますぐ体験に参加される方ももちろんいらっしゃいます。
しかし、偶然見つけて、次の回のご予約をお取りになってから金閣寺やその他の場所に行かれてしまった場合、なんと90%が戻ってくることはないのです。
しかも、「行けなくなった」とのご連絡もまったくないことがほとんどです。
名前と人数を聞いて、メモをとり、「また後でね」といいながら、いつも本当に戻ってくるのかなー、と思っています。
期待はできないな、という感じです。
飲食店でも外国人のキャンセル対応は大変との噂
弊店よりも、もっと大変そうなのは、きっと飲食店の方でしょうね。
海外の方(特に中国)に認知されるようになり、お客様は増えたのはよいものの、キャンセル率も50%になった!というお店もあると伺っています。
また、お好み焼き屋さんでも、団体様のご予約を承り、席をキープしておいたのに、注文されたのはお好み焼き2枚だけだった、というようなことも発生しているそうです。
2枚を「試食」の感覚で、団体様でわけて召し上がったとのこと。
それでは、席を確保しておいても辛いですね・・。
インバウンド できることなら、前払い制を導入した方が良いと思う
弊店では、そのような事情から、基本的に受講料の前払い制を導入しています。
上生菓子などは、その日の朝、お菓子屋さんで作っていただいたものをご提供するので、当日しか日持ちしません。
それで団体様のドタキャンが発生して、後から料金を請求しても返信が無くお支払いいただけない、ということになれば、経営を圧迫することは間違いありません。
干菓子のプランのみ提供している英語茶道体験施設がほとんどであるのは、キャンセル多発や当日予約が多いことが関係していると思います。
しかし、日本人のお客様にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、海外のお客様は、現金よりクレジットカード払いを好まれる方も多いです。
先にカードで支払いを済ませることができるのは、お客様にとって便利なメリットにもなり得ます。
もちろん、お店側にとっては、Paypalの手数料(経費)がかかるという負担はありますが。
当日払い・前払い制は、メリット・デメリットは双方にありますが、お客様の当日キャンセル防止には、前払い制は有効だと思います。