小津安二郎の映画の世界をコンセプトに、町家で日本酒がいただけるお店「おづ京都」さん。京都のお酒ではなく、灘のお酒の白鹿さんのお店ですが、京町家の佇まいで一昨年オープンされ、地域になじんでおられます。
販売スペースとカフェカウンターがあり、2階では様々な体験教室もされていて、とても有意義で楽しい空間です。
おづKyoto限定!おづプルミエ
おづプルミエ(写真の真ん中)は、すっきりとフルーティーな、薫り高いお酒です。
特等の山田錦を35%に磨いた純米大吟醸だそうで、高級なんですね。飲んでなるほど!と納得しました。
ちなみに、右隣は生酒・「寒中拵え(かんちゅうこしらえ)」。生酒とは、火を入れていないもので、すっきりとした味。女性に人気です。
左隣の青い瓶は、「黒松」。おづプルミエや寒中拵えとは全然違う味です。日本酒に詳しくない私は、飲み比べてみて、こんなに味が違うものなのかと、とても楽しい体験ができました。通常三段仕込みに加えて、四段目にもち米をかけて作られているそうで、旨みのある深い味がしたように思います。青い瓶も綺麗です。
切れ味の良い灘のお酒は、お食事にも合わせやすいそうですよ。
お酒の種類については、こちらの記事の後半も参考にされてくださいね。
日本酒×和菓子
カフェカウンターでは、日本酒と和菓子のセットをいただけます。本日の和菓子は、末富さんの「草の花」。硬めの求肥生地に蓬が加えてあり、3月らしい和菓子です。すっきりとしたフルーティーな日本酒と、意外に合います。バーに一人で行きづらい方や女性も入りやすく、日本酒を楽しめるのではないでしょうか。
女性店長の臼井さんがお酒のことを丁寧に説明くださるので、日本酒に馴染みのない方も安心して行けます。
器にもこだわっておられ、ガラス、朝日焼、檜と楽しめました。
デザインが美しい器に出会うと、お酒もおいしくなります。
ディスプレイも素敵です。
写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、金箔の花札です。
季節によってディスプレイを変えていらっしゃるそうですよ。
また、下にある携帯カバーは、京都の地図になっており、外国人のお客様にも人気だそうです。
サロンスペースで体験教室
2階に和室のサロンスペースがあり、土日を中心に、地域の方が様々な体験教室を開かれています。3月21日はコーヒーや紅茶を含めたお茶を参加者が持ち寄って開催される「お茶とお菓子の会」をされるそうです。
御所の一般公開中の4月9日(土)午前中に、茶道体験古都も出張させていただく予定になりました。日本酒と茶道のコラボレーションを楽しんでいただけるように、プランを考えてみたいと思います。
「お酒と和菓子と茶道体験」
4月9日(土)10:00から1時間半~2時間
費用:3000円
定員:10名様
場所:おづ京都
和菓子2種とお酒、茶箱「花」のお点前で抹茶をお楽しみいただけます。
作法の説明もありますので、初めての方も安心してご参加いただけます。
お申込み:reservation@teaceremony-kyoto.com
おづKyoto maison du sake
営業時間:10:00-18:00
〒602-8019 京都府京都市上京区近衛町25番地
TEL/FAX : 075-411-4102