うめぞの茶房は、今年3月末に、京都・紫野オープンしたばかりの、老舗・甘党茶屋梅園(創業1921年)の4店舗目です。
いつもよく通る鞍馬口通り沿いに、新しくできているのを見つけて、気になったので、すぐお店の戸を開けました。
カジュアルテイストな店舗
アンティーク調、カジュアルテイストな店舗で、河原町や清水にある梅園さんのみたらし団子やあんみつをいただく和のイメージとは違います。
ショーケースには、ケーキのように並べられた和洋折衷なお菓子がずらりと並んでいます。
2階はイートインスペースですが、青空を眺めながら、アンティーク調の机と椅子でいただくことができます。まるで画家のアトリエのような感じです。
飾らない、シンプルな、素朴なスペースです。
和洋折衷 羊羹とわらび粉のお菓子
羊羹とわらび粉でできているお菓子は、まるでケーキのように、ショーケースにずらりと並んでいました。
生菓子のようでありながら、味はレモンやラズベリー、紅茶などで、トッピングも生クリームなどがついています。
見た目も可愛らしく、羊羹のような重厚感はなく、ぷるんとゼリーのようにいただけます。でも、黒文字ではいただけないほど崩れやすいものではなく、ちょうど良いやわらかさ。
冷やしていただくので、これからの暑い季節には特に嬉しいお菓子だと思います。
私はテイクアウトをして、黄色の銘々皿に載せて、レモン味をいただきました。
しっかりレモン味で、抹茶よりは紅茶があいそうです。
食器にもこだわり。お菓子に合わせてデザインされた特注。
食器にもこだわりが。
器は京都の作家さんが焼かれているもの。
箸置きならぬ、うめぞの茶房の和菓子専用サイズのフォークとスプーン置きは、石川県の作家さんが作られているものだそうです。
普段は、箸置きとしてもう少し大きめサイズを制作されているのだそうですが、うめぞの茶房さんのお菓子には、小さめを作られているのだそうです。
和菓子は、茶道では黒文字や銀製の菓子切りでいただきますが、黒文字ではなくて小さなフォークやスプーンでいただくというのが、とても斬新です。
これらは、1階で購入することも可能です。
私にとっては、京都では他には出会ったことがない、新しい斬新なお菓子で、味も美味しく楽しませていただきました。
羊羹をレモン味にする、和の素材でラズベリーや紅茶味を作るというアイデアがとても素敵でした!
うめぞの茶房
京都市北区紫野東藤森町11-1
TEl:075-432-5088
営業時間:11:30~19:00(L.O.18:30)
場所は、以前書いた
と同じ並びにあります。