小学校での英語教育スタートについて、2020年には、3年生から英語の活動が開始され、5・6年生では教科として取り入れることが予定されています。そして、「オリンピックに向けて外国人に案内などができるようになる人を育成する」ためにというようなことも言われています。
果たして、どれほどの効果があるものでしょうか。
日本の英語能力ランキング世界で30位(2015年)
EF English Proficiency Indexは、70か国を対象に、数百万人が受けた英語能力テストをもとに、データーを毎年出されています。
アジアでは、シンガポール12位、マレーシアが14位と前年に引き続いて上位にランキングしており、インドも2015年に初めて上位に入ってきました。
一方、中国、香港、日本、韓国は、「英語教育に相当の投資を行っているにも関わらず英語能力レベルは停滞しています。」との評価を受けています。
日本は全体の評価で言うと、「標準的」なランキングに位置しています。
参考 http://www.efjapan.co.jp/epi/
データでなく、肌で感じる感覚としても、現在、中学校から英語教育を受けた私たちは、あまり世界の人から英語が得意な日本人という評価は受けたことがありませんよね。
むしろ、苦手という評価を受けることが多いように思います。
小学校の英語教育、いきなり大幅な効果は期待できないでしょう
私の子どもも、2020年以降に小学1年生になるので、その頃には、ばっちり小学校英語教育が始まっているんでしょうね。
少し気になるところです。
小学校5・6年生の2年間、英語教育を前倒しにしたところで、いきなり英語がペラペラになるわけではないだろうなと思います。
今までCDのリスニングや教科書の暗記、文法の学習を中学校で受けて、そこまで話せるようになるわけではないことが分かっているのだから、2年前倒しにしたところで、大きな期待はできません。
国語、数学や理科、社会でも、偏差値の高い学校に入ろうと思うと、最近はほとんどの人が塾に行っているのではないでしょうか。私の学生時代は、周りの友人はほとんど塾に通い、普通に学校に行っているだけでは、受験には対応できないのが当たり前という風潮でした。
それと同じで、結局英語も、学校に行っているだけではペラペラにはなれないし、話せるようになるには、個人的に相当な努力が要るのかなと思います。
実際に使う機会があると上達しそう
よく、「英語を話せるようになる一番の近道は、外国人の恋人を作ることだ」なんて聞きませんか。
確かに、使ったことのないものは、いきなり使えるようにはならないと思います。
家庭科で、栄養の基礎知識を学んだ後、調理実習をしたり、衣服の基本やミシンの使い方を学んだ後に、製作実習があるのと同じで、本やCDで単語や文法学んだ後に、会話実習の機会があると実生活につながると思います。
会話には話題が必要
そして、会話は相手があることなので、「話題」も必要です。
例えば、オリンピックを機会に外国人が日本にたくさん来られて、初対面の人と交流会をすることになったら、何を話しますか。
オリンピック招致で「おもてなし」がキーワードになっていましたが、観光客は何を求めてこられているのでしょう。
外資系企業とのビジネスなら、ビジネスの話をすればよいですが、それ以外にも日本文化のちょっとした話題ができると、話が広がりそうです。
私は、いわゆる塾に通ったことはありません。長期留学経験もありません。
そんな私でも、今、外国人に英語で茶道を体験していただく仕事をしています。
「お茶」「茶道」に関しては、英会話できるので、外国人のお客様にも「英語どこで習ったの?」「英語上手ですね」と言っていただけます。
英語も学べる!小中学生向け・茶道体験
「日本文化を体験しつつ、ちょっとだけ英語も身につける」
お菓子とお茶をいただき、茶道を体験しながら、ちょっとだけ英語の言い回しも学ぶイベントです。
初めての方も、お気軽にご参加ください。
対象:小学校3年生~中学3年生
*保護者の方もご参加可能です。
日時:3月20日(日)13:00~14:00
場所:茶道体験古都
京都市北区衣笠西御所ノ内町37
料金: こども¥1620
保護者の方 ¥2500
お問い合わせ teaceremonykoto@gmail.com
090-9624-5164