クリスマスも過ぎ、皆様のお家でも新年を迎える準備を始められていることでしょう。
3日を過ぎると、ニュースで初釜の話題を聞いたり、招かれたりすることも多いのではないでしょうか。
お茶会には、3~4時間かかる懐石や濃茶を含む「お茶事」もあれば、お濃茶とお薄と点心席というもの、また薄茶席のみという場合もあります。
基本のお茶事の流れからすると、実はお茶は濃茶の方がメインではありますが、どんなお茶会やちょっとした呈茶席にもいただく機会が一番多いのは薄茶です。
ここでは、今年11月に弊店が「朝日小学生新聞」に取り上げていただき、特集していただきました、「薄茶のいただき方」についてご紹介します。
お客様の持ち物・服装
弊店「茶道体験古都」は、英語で茶道体験できる、外国人も多い観光客の方向けの施設ですので、持ち物もドレスコードもございません。
しかし、もしお茶会に招かれたら、扇子、懐紙、菓子切(ようじ)は持っていきましょう。
服装も、着物の場合は、紬やウールの着物は避け、一番安心なのは色無地に一つ紋、古典柄の袋帯かなと思います。
お茶室では、お道具が主役であり、あまり目立ちすぎる服装は避けた方が場の雰囲気と調和するからです。
洋装の場合もジーンズなどカジュアルすぎる服装は避けます。女性はズボンよりスカートの方が好まれることが多く、丈は畳に座った際に膝が見えないくらい、長めの方が安心です。白い靴下を持参し、お茶室に入るときに履き替えると良いと思います。
薄茶席の流れ
一、お茶室に入ったら、まずお床を拝見。座って扇子を前に置き、お軸、花などを拝見します。
二、席に着く
お正客(一番目のお客様)の席は、重要な役割なので皆さんご遠慮されて譲り合いになってしまうことが多いですが、席に着きましょう。
しかし、初めてのお茶会の場合は、正客やお詰(一番最後のお客様)は避け、真ん中あたりに座るのが安心です。お正客は、お道具について亭主にお尋ねする等、お客様を代表して会話をし、お茶会を作る役割を担っているからです。
三、お菓子をいただく
お菓子が運ばれますが、亭主がおすすめされてから、またはお点前の流れでお茶を入れるために茶杓を持たれたタイミングくらいで、お菓子をいただき始めます。
お菓子器に触れる前に、次客の方に「お先に」のご挨拶と、亭主に「お菓子頂戴いたします」のご挨拶も忘れずに。
そして、お菓子は、お茶をいただく前に食べ終わります。飲みながら食べるということはしません。
四、お茶をいただく
畳の縁内で、次客との間にお茶碗を置き、「お先に」。先客との間にお茶碗を置き、「お相伴致します」。最後に自分の正面にお茶碗を置き、「お点前頂戴致します」とご挨拶します。この3つの挨拶は覚えておきましょう。
左手のひらに茶碗を置いて抱えるようにして、感謝する気持ちで少し押しいただき、時計回りに2回回して、お茶碗の正面を避けていただきます。
最後は吸いきりの音を立てて残さず飲みきります。
お茶会で「ごちそうさまでした」という言葉は言いませんが、この音が、「おいしくいただきました」の意味になります。
この後も退席までまだまだ続きますが、お茶をいただくまでの流れです。
詳しくは体験教室にご来店くださいませ。
ご希望のプランを選択できます!@茶道体験古都
茶道体験古都では、元々は、ご相席茶道体験は、2700円のコースしかなかったのですが、「なぜ他店は45分2000円なのに弊店は2700円なのか?」というお客様の疑問から、オプションの有無を選択できるようになりました。
45分 1980円が新登場!!
*オプション+¥720を追加選択いただくと、今までと同じ¥2700コースになります。
お客様が疑問に思われたその答えは、Optionにあります。
京都のEnglish茶道体験の主流は、亭主が1服だけデモンストレーションで点てます。
お点前は見るだけで、お客様が召し上がるのは、お抹茶点て体験で「ご自身が点てた抹茶」一服です。お点前が終わったら、「以上のお点前が基本のお点前です。お客様は後で、ご自身で点てたのを飲んでくださいね。」という流れになります。
しかし、本来、お茶会でお客様がご自身で点てることはありません。
抹茶の味は点て方によって変わります。全く初めての外国人の方が点てると、うまくいかないことも多いです。
デモンストレーションだけより、季節のお茶碗で点てたお茶を召し上がっていただきたい!
そこで、オプションをつけると、亭主が点てた抹茶が付き、
お茶会体験&お抹茶点て体験、両方できます!
さらに、お菓子&抹茶のクオリティもアップしますので、Optionおすすめです。
茶道体験古都のお茶室は、季節によって変化し、お茶碗も様々な種類を見ていただけますので(当たり前のようで、実は観光向けの体験施設としては珍しい!)、勿論シンプルな¥1980プランも楽しんでいただけると思います。
ご来店お待ちしております。
茶道体験古都
金閣寺より徒歩1分
reservation@teaceremony-kyoto.com