こんにちは。
金閣寺から徒歩1分・古都カルチャーサロン(茶道体験古都2階)です。
8月から、新しい講座「勘亭流」歌舞伎文字がスタートします。
第一・第三日曜日の午後からです。体験レッスンもありますよ。
勘亭流とは?
安永8年(1779年)、歌舞伎の中村座が、不入り続きだったことに、歌舞伎文字の歴史は始まります。
当時は、もちろんインターネットもないので、宣伝といえば看板やチラシ。
中村座の依頼を受け、江戸堺町の書道指南・岡崎屋勘六が、初春狂言『御贔屓年々曽我(ごひいいきね
これがきっかけとなり、勘六の書が評判を呼ぶこととなりました。
勘亭流の名前の由来は勘六の号“勘亭”から来ており、つまり勘六
勘亭流 書道とは何が違うの?
一見、印刷してあるの??と思ってしまいますが、全部手書きです!
書道とは明らかに違う、歌舞伎文字。
書き方も、全然違います。
・練習用紙はコピー用紙で、半紙等は使わない。
・紙に割付(予め文字の大きさに合わせて線で枠を書く)をする。
・筆を立てずに寝かせて持って書く。
・滲みや掠れを嫌うので、補筆(修正)しながら字の形を整える様
のだそうです。
「良い縁起を呼ぶ文字」勘亭流の三つの特徴
一、角を尖らせず丸みを帯びる事によって興行に関わる全ての無事
二、客席が埋まるようにと墨黒々と隙間なく、たっぷりと書き大入
三、お客を招き入れるように撥ねは外にではなく内へ撥ね、興行の
講師は、勘亭流戯筆(かんていりゅうざれふで)先生
先生より・・
勘亭流を書きは始めて十年目です。
幼い頃より書道を習っておりましたが、高校に進学し大学を卒業するまで
筆を持つことすらありませんでした。
自分のやりたい事が何かわからず模索する中、
もう一度書道がやりたいと思い立った時、たまたま目にした勘亭流の
文字に魅了され、何の当てもないまま先生の所に飛び込みました。
教えるというより見て学べという職人気質の先生で、
『自分で考え発見し、身に付けた事こそほんまもん』という教えを守り
日々励んでおります。筆の使い方は独特で、よく書道というより絵を描く
感覚に近いとも言われます。他の書にはない躍動感や柔らか味、色気を
持ったこの文字を一人でも多くの方に知って頂きたいです。
戯筆さんというお名前からは、どんな人かな?と想像してしまいますが、
若い男性の先生で、お話しもしやすいと思います。
「勘亭流レッスン~歌舞伎文字の世界へ~」 @古都カルチャーサロン
↑こちらは、体験レッスンの作品例です。
〇日程:第一・第三日曜日 午後からを予定
〇料金
A. 月謝コース 月8000円(1回2000円)(税込み)
B. 体験レッスン 4000円(税込み)
〇場所:古都カルチャーサロン
外国人の方も参加可能。B「体験レッスン」は、観光のお客様にもおすすめです♪
同じ建物の中で、11:45~茶道体験も開催しています。
1day体験レッスンでは、このような、色紙に作品を完成させます。
私も、戯筆先生に出会って初めて、「歌舞伎文字」「勘亭流」を知りました。
そういえば、京都の南座の看板はいつもこういう独特の文字ですね。
好きな役者さんのお名前を自分で書いたり♪
お子様のお名前を書いたり♪
何かお店をされている方は、看板やチラシにも応用できたり♪
お気軽にお越しください。