毎年、新年は成人式の日の前後に、先生のお教室での初釜と新年会に参加するのが楽しみです。
三が日は金閣寺から徒歩1分の茶道体験教室「古都」にて、観光のお客様をお迎えする側だったので、先生のお家での初釜は、私の1年の中では、数少ない休日。
今年も、この日を迎えられてよかったと、しみじみ感じる日です。
初釜
床の間には、結び柳がかけられ、花びら餅、お濃茶、そして亀屋伊織さんのお干菓子に、薄茶をいただきます。
ちなみに、花びら餅の向きってどっち向きでしょう?
皇室や御家元では、牛蒡を手前にお出しされるそうですが、お菓子屋さんでは、牛蒡は向こうに、丸みのある方を前にすることが多いようですね。
京都近代美術館「茶碗の中の宇宙」
初釜の後、新年会まで時間があったので、他の生徒さんと一緒に「茶碗の中の宇宙」を見に行きました。
千利休が初代・長次郎に楽茶碗の作陶を依頼されてから、現代まで続く歴代楽家の作品を拝見することができます。
初代から受け継がれる伝統がありながらも、それぞれ歴代に個性があられることがよくわかりました。
京都国立近代美術館で、2017年2月12日まで開催されています。
写真撮影スポットがあったので、記念撮影もしてみました♪
お茶碗(アルミでできてます)を持って、ポスターみたいに撮れます。
平安神宮前では、小ぶりの雨の中、出初式に遭遇。
ヘリコプターが鳥居のすぐ上を飛んでいる、珍しい光景でした。
華やかな新年を迎えられたことに感謝しつつ、
今年も、世界中から京都に来られている多くのお客様に、茶道やお花、きものを通して、幸せになってもらえるように、頑張りたいと決意を新たに致しました。