古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

ムスリム・インバウンドの波は日本にやってくるのか?

ドイツのベルリンで、恐ろしい、悲しい事件がありましたね。

ニュースから流れてくるヨーロッパ圏で多発している、テロの悲惨な状況を見ていると、観光地でみんなが休日に楽しんでいるところ狙っているようで、恐怖を感じます。

「イスラム圏」と聞くと、メディアの影響から、暗い印象を持つ日本人の方は多いと思いますが、一部の過激派組織とは全く関係のない、一般のムスリムの方にとっても、ヨーロッパには旅行に行きづらくなった、冷たい視線を向けられるなど、辛い状況となっているのです。

 

 

まだまだ少ないムスリム・インバウンド

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日本では、現在、大半の訪日外国人が中華圏の人たちです。

次いで、アメリカ。

http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_tourists.pdf

ムスリムの方といえば、まだまだ少ないのが現状です。

というのも、受け皿としての設備が整っていないことが大きな原因です。

言語はもちろん、お祈りする場所(プレイヤールーム)だったり、ハラールフード(イスラムの戒律で許された食事)というのが世界基準では当たり前に存在している一方、日本ではまだまだ対応が進んでいません。

 

 

 

 

今後拡大の可能性が大!?

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しかし、ムスリム圏の方が、今一番行きたい旅行先がなんと、日本だという投票結果が出ているそうです。

まだまだ課題は多いものの、注目はされてきているのですね。

 

日本でも、ムスリム・フレンドリーなラーメンや、和食レストランは、大変人気になっているそうです。

[麺屋帆のる] - ムスリム・ベジタリアン向けレストラン

 

休日行ったら、行列だそうですよ!

 

京都でも、ハラール対応しているところはありますが、大阪はその点、京都より進んでいるように感じました。

 

ムスリムの方は、抹茶やお茶は人気のようなので、茶道の体験施設としても、フレンドリーな対応ができればと思います。