古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

京都・建仁寺 紅葉と美術品の拝観

建仁寺は、祇園の花見小路をずっと歩いていくと、突き当りにあります。

日本最古の禅寺で、お茶を日本にもたらしたと言われる栄西禅師が開山されたお寺です。

紅葉シーズンになれば、祇園から歩いてすぐの場所なので、人がいっぱいになるでしょうね。

 

 

 

双龍図や雲龍図

 

f:id:teaceremonykoto:20161010164606j:plain

有名な双龍図。迫力があります。

 

鎌倉五山の建長寺の方も、旅行で行ったことがありますが、同じく龍図がありますね。

建仁寺も建長寺も、四つ頭の茶会が開かれたり、座禅が開催されていたりする、禅宗寺院です。

 

f:id:teaceremonykoto:20161010165900j:plain

有名な「風神雷神図屏風」。教科書にも出てくる、俵屋宗達の作品です。

本物は、京都国立博物館にあり、建仁寺には複製品が飾られています。

 

 

 

 

 

 

 

建仁寺の潮音庭

f:id:teaceremonykoto:20161010170620j:plain

本坊の中庭にある庭は、石の配置がユニークな雰囲気を出していますね。

「潮音庭」というそうです。

潮の満ち引きの音が聞こえてきそうな・・・。

 

来月は周りの紅葉も色づいて見頃になるでしょう。

 

 

 

 

 

枯山水の石庭「大雄苑」

 

f:id:teaceremonykoto:20161010171358j:plain

広い石庭は、「大雄苑」です。

みんな、この庭を見て何を想うのでしょう。

茶道の楽茶碗や萩や唐津などもそうですが、余分なものをすべてそぎ落としたようなものは、かえって自分の心を投影しゃすく、想像力をかきたてられることがあります。

 

f:id:teaceremonykoto:20161010171339j:plain

 

 

 

 

 

茶室・東陽坊

 

f:id:teaceremonykoto:20161010172210j:plain

本物には入れませんが、隣の建物では、月釜が開催されています。

 

blog.teaceremony-kyoto.com

また、月釜がないときも、ご参拝の方に呈茶がされていますので、抹茶をいただくことができます。

 

 

f:id:teaceremonykoto:20161010172515j:plain

祇園まで遊びに行かれたら、すぐ近くです。

 

建仁寺

京都市東山区 大和大路通四条下る小松町584