今日は十五夜です。
お月様が少し雲に隠れていましたが、お天気でよかったですね。
街中で見ても月はどこでも同じ月ですが、京都では多くの神社で「名月祭」や「観月会」の奉納行事が行われています。
虫の音や美しい日舞、琴の演奏を聴きながら眺めると、月もよりいっそう美しく見えます。今日は、平野神社の「名月祭」に行ってきました。
平野神社の名月祭
平野神社は、金閣寺からも近く、桜の名所として知られた神社です。
私も、小さい頃から毎年、平野さんの桜は見ていますが、実は、名月祭は、今年初参加しました。
観月の行事といえば、大沢の池が一番に思い浮かぶのですが、ご近所でもこんな素敵な行事が開催されていたとは、まさに、灯台もと暗しです。
奉納行事 琴・尺八・日本舞踊・雅楽
お月見は、収穫に感謝する行事です。
舞台には、三方に関西ならではの「丸くない」芋型の月見団子が並べられ、隣には美しくすすきや秋の花がいけられていました。
琴や尺八の演奏、日舞、そして雅楽の奉納が行われ、月明かりの下、虫の音の伴奏と共に鑑賞しました。
境内のまわりにはたくさんの種類の桜の木があり、森の中にいるような雰囲気で、気分転換ができました。
名月祭には抹茶席
多くの神社で、名月祭には抹茶席が設けられています。
なんてかわいい「月うさぎ」。弊店・茶道体験古都でもよくお世話になっている笹屋守栄さんのお菓子です。
平野神社での名月祭は今日までのようですが、京都では、今週末までお月見の行事が続いているところも多いです。
明日も、お月様がきれいに見えると思いますので、収穫に感謝しながら、お家でもおいしく月見団子や和菓子、お茶をいただきたいですね。