8月16日の夜は、五山の送り火です。左大文字、右大文字、妙法、舟形、鳥居の五山に火が灯り、ご先祖様の霊をお見送りする行事です。
京都市内各地で、「送り火の茶会」や送り火の前の夕涼みイベントが開かれます。家に屋上のある人は、親戚一同で集まり、五山を眺める方もたくさんいらっしゃいます。
船岡山は、京都の北区にある標高112mの小さな丘ですが、ここから鳥居以外はすべて見ることができます。
市民のお散歩コース 船岡山公園
船岡山には、広い公園があり、小さい頃はよく遊びました。こちらが小さい子用。奥には、さらに広い場所があり、よく野球やサッカーをされています。
この公園は、市バス船岡山からすぐ、山の北側ですが、こちらの階段は、山の南側にあります。
南側から上ると、すぐ頂上につきます。
夜は本当に暗いので、女性の一人歩きは絶対やめましょう。
送り火の日は、人が多すぎるぐらいなので、大丈夫だとは思いますが。
五山の送り火
昔は、船岡山が「送り火スポット」だとはあまり知られておらず、この辺りは静かでしたが、最近は、送り火の日は家の中にいても山から人の声が聞こえてくるくらい、大変にぎやかな状態になります。
それもそのはず。鳥居以外はすべて見える、しかも入場料フリーな、貴重な場所なのです。
頂上から左大文字はすぐ近くなので、赤々と火の粉まで見ることができます。
ここからは、京都タワーも仁和寺の五重塔も一望できる、普段は夜景の美しい場所でもあります。
空き地が絶景スポットに
頂上から少し下り、建勲神社の横を通り過ぎると、少し開けた空き地があります。
ひまわりも綺麗に咲いていました。
今日は、私とあと2人くらいしか来ていませんでしたが、送り火の日は、ここが人で埋め尽くされるほどになります。
私は、一度送り火の日に来たことがありますが、近所に住んでいるので、自分の家からゆっくり見た方がいいわ、と思うくらい人がいっぱいでした。
真夏のお昼間では、何が何かよく見えませんが、舟形?
こちらは右大文字。
夜8時から点火され、火が灯り、消えていくのをゆっくりと眺めます。
毎年、あぁ去年の今頃はそういえば、こんなこと考えて見ていたな、とかあの時はこうだったな、とか色々と思い出すのです。
でも、実は、五山の送り火の日は、船岡山は人が多すぎるので、それ以外の時に来た方が、夜景が綺麗かもしれません。
近くのさらさ西陣や、藤森寮のアートスペースもおすすめ観光スポットです。
今年、五山の送り火を見ようと思っている方は、ご参考になさってください。
船岡山公園
京都市北区紫野北船岡町