こんにちは。金閣寺から徒歩1分、茶道体験古都の亭主です。
英語で茶道の歴史、作法についての説明やご質問にも答えられるので、海外のお客様に多数ご来店いただいています。
もちろん、日本人の初心者の方も、気軽に足を運んでいただいています。
本日、弊店の活動を毎日新聞の「学ぶ」のコーナーに掲載いただきました。
私が茶道を学ぼうと思った理由
私は、都市銀行に約5年勤めていた時、毎日限られた時間の中で煩雑な事務をこなさなければならず、さらにお客様に自分のミス以外のことでも謝罪しなければならない機会も多く、ストレスを抱えていました。
そんな時、趣味として始めたのものの一つが茶道でした。
何か仕事以外に打ち込める、休日にすることが欲しい・・と思って始めてみると、茶室はとても癒される空間だと気づきました。
週に1回先生のお家へお稽古に行くと、日常の嫌なことは一旦手放し、お稽古に集中できました。そして、お茶室を出る時は、また日常に帰るのですが、来たときよりもすがすがしい気持ちになっていたのです。
そんな「日常を手放せる」時間が週に1度でもあることは、大変貴重な機会でした。
茶室と脳活性化のθ派効果
何となく、茶室に入ると気持ちが変化する、何かが起きる、と感じていたのですが、その「なんとなく」は「脳派」に関係があるのではないか?と最近発見しました。
脳派には、α派、β派、θ波、δ派がありますが、そのうちθ派は、脳を記憶と学習に適した状態にし、ひらめき、洞察力が活性化するといわれています。
環境を変えてみたり、運動することによってθ派が出ると言われています。
いつもと違う環境に身を置くと、気分が変わってアイデアを思いついた、というご経験はないでしょうか。
茶室は、非日常の空間です。環境を変えることにより、脳派も変化させることができます。
さらに、抹茶の成分によるリラックス効果、集中力UPの効果も合わせると、相乗効果が期待できます。
参考:https://www.qle.co.jp/brawav.htm
「幸せなセレンディピティが次々におきる本」 中井隆栄
毎日新聞「学ぶ」コーナーに掲載
7月23日(土)毎日新聞朝刊「学ぶ」のコーナーに弊店の茶道体験を掲載いただきました。
木下記者に20日に取材いただき、感謝致します。
実は、この日来られていたアメリカ人のご主人は、アメリカで長く表千家の茶道を経験、さらに裏千家と表千家の違いや歴史について研究もされており、大変知識の深い方でした。定年退職の記念旅行として、京都に来られ、貸切で弊店をご訪問くださいました。
彼にとっては少し役不足かもしれないくらいの初心者向けの教室ながら、静かな雰囲気で会話を楽しみ、様々な質問もできる「貸切茶道体験」を楽しんでいただけたようです。
私にとっても、印象深い一日となりました。