古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

一人でも行ける 京都・祇園祭 本日まで、菊水鉾でお茶席

毎年恒例の、菊水鉾のお茶席。楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

私は、なんと今年初めて行ってきました。

生まれてからずっと、1年も欠かさず祇園祭には参加し、多いときは宵々山と宵山の2回足を運ぶこともあったくらいですが、意外にも今まで菊水鉾のお茶席には参加していませんでした。

 

 

 

 

 

 

一人で歩く祇園祭

 

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家族や、友達や、恋人と、いろんな人と歩いた祇園祭。

ベビーカーの頃から写真が残っていて、今年で30年目になるので、毎年色んなことがあったなー、と思います。

でも、あまり一人で歩いたことは今までなかったかもしれません。

誰かと一緒に行くと、お茶に興味がある方や、茶道経験者でないと、あまりお茶席にふらっと入ろう!という気になってくれないので、今まで菊水鉾のお茶席に行けていなかったのだと思います。

 

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でも、行ってみるとたくさんのお客様がいらっしゃり、他にも一人で来ている方もいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

菊水鉾のお茶席

 

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菊水鉾のお茶席は、2階に会場があります。階段を上ると、檜扇のいけばなが迎えてくれて、テーブルと椅子がずらりと並んでいます。

とても気軽な雰囲気です。

多分、小さなこどもがいても大丈夫。

「お茶席」と聞くと「作法がわからないから入れない」と身構える方が多いと思いますが、そんな心配は無用のお席です。

特にレクチャーや説明などはなく、抹茶の点てだしサービスという感じですが、お土産に菊の形をしたお皿をいただけます。

毎年このお皿を集めるのを楽しみにしている方も多いです。

 

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そして、亀廣永さんの「したたり」も恒例ですね。

黒糖と和三盆、寒天でできています。黒糖の香りがしっかりして、冷やして食べるとよりおいしいです。

 

菊水鉾お茶席 2000円 16日 正午から午後10時まで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏道に寄り道 混雑を避けて

 

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私は、以前この周辺に住んでいたことがあるので、懐かしい風景です。

少し細い裏道に入ると、混雑は和らぎます。

裏道でも、イタリアン、割烹、もつ鍋など並んでいます。

 

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祇園祭は「はも祭り」なので、やはりはも料理を出している割烹が人気だと思いますが、四条通りに面していながら、ひっそりとある洋食屋さんも、私にとっては懐かしいお店です。

ほとんど自炊生活でしたが、時々食べに行きました。

 

今回は、お酒も一滴も飲まず、裏道の写真を撮影してまっすぐ帰宅しましたが、カウンターのあるお店に入って食事したりするのも、楽しいだろうな、と思います。

浴衣を着たのに、その写真を一枚も撮れなかったのがちょっと残念でしたが、一人でも意外と楽しめるものです。