こんにちは。金閣寺から徒歩1分、茶道体験古都の亭主です。
日本人の方も大歓迎ですが、主に英語での茶道体験を専門に、外国人のお客様に多数ご来店いただいています。
外国人のお客様は、今の時期に京都に来られていても、「祇園祭」があることを知らずに来日されている方も多数いらっしゃいます。
今日帰国する方には、今、四条通りに行けば祇園囃子の「音」だけでも楽しめるかもしれないよ、とご案内すると、喜んでおられました。
クライマックスの巡行に向けて、祇園囃子
京都の四条通りでは、時々季節外れな寒い時期にも、祇園囃子を耳にすることがあります。私も、最初に聞いたときは、耳を疑いましたが、確かに聞こえて来ました。
祇園囃子を練習するため、ご近所の方が集まられている会場があるようで、どうやら、夏以外にも練習の機会をもたれているのでしょう。
それほど、祇園祭は京都三大祭りの一つで、地域の会社も仕事を休んで頑張るほど、大切な行事なのです。
もう今は7月に入り、祇園祭が始まっていますので、四条繁栄会のサウンドも祇園囃子になっています。
私は、現在、金閣寺から徒歩1分、京都の北区に住んでいるので、まだ今年はお囃子もお祭りの浴衣姿の人も見ていませんが、以前は繁華街に勤めていたので、7月は本当に賑やかでした。
素敵な京都のゆかた 紫織庵さん
祇園祭のクライマックスは、何と言っても山鉾巡行ですが、夜に浴衣を着てねり歩き、屏風祭りや屋台を見て回る方が楽しみで、クライマックスだと思っている人も多いと思います。
現在の祇園祭は、前祭りと後祭りの2回に分かれていますが、歩行者天国になって屋台が出る宵山・宵々山は前祭りの前夜と前々夜だけです。
界隈の着物卸店も、一般公開や会員制セール会場をオープンしたりしています。
浴衣の販売をしていることも多いですね。
そんな卸商のビルが建ち並ぶ界隈の中で、紫織庵さんは、京都市指定有形文化財に指定されている伝統的な京町家です。おじゅばんの専門店ですが、毎年作られているゆかたもとても素敵なんです!
町家見学は、祇園祭の時季は予約なしでも入れたかもしれませんが、基本的に事前予約が必要です。
和洋折衷のとても素敵な町家ですよ。
紫織庵
http://www.shiorian.com/reservation/
半幅帯の結び方いろいろ
こちらも紫織庵さんの秋草のゆかたに、定番のちょうちょ結び。一番簡単です。
ちょうちょのアレンジ系。難しそうに見えて、意外に簡単。
ちょうちょの羽をつくる段階で、何層にも帯をずらしながら蛇腹に折っていくと、何枚もの羽を作ることができます。
かわいすぎるのがちょっと・・・という人には、「貝の口」や「矢の字結び」「男結び」が落ち着いた印象です。
貝の口や矢の字は、帯締めも必要ですね。
細いレースのものなど似合うと思います。
半幅帯の素材も、麻やポリエステル、綿など、素材によってゆかた姿の雰囲気がガラリと変わります。
私は、沖縄の黄色のミンサー織りがどんなゆかたにも合わせやすく、とても気に入っています。
帯やゆかた用のアクセサリーもたくさん販売されていますので、祇園祭や夏祭りでおしゃれを楽しみたいですね。