古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

冷抹茶の作り方 抹茶に氷を入れるだけ!

5月も後半になり、大変暑い日が続いています。

今から暑いといったいたら、真夏はどうなることかと思いますが、今日も修学旅行生が「炎天下の中、歩いてきました」と言ってご来店されました。
そして、「冷たい飲み物はありますか。」と玄関でお尋ねになった方も。
茶道体験なので、冷たい抹茶はメニューにないのですが、試しに作ってみました。

 



 夏においしい冷抹茶

 

まず、普通に抹茶を点てます。
抹茶を漉しておくのがポイント。

 

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抹茶2gに対して、お湯70~80CCくらい。
お湯の温度はぬるめで。
そして、泡が立つまで点てます。

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氷を3つほど入れます。それだけです。

普段より、心持ち抹茶を多めに入れ、濃い目にしておくと、氷が解けてもおいしくいただけます。

 

 

 



お湯の温度は低い方がまろやかに

 

 

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 私はお湯で点てましたが、冷抹茶は、初めから水で点てる方法もあるようですね。

どちらにしても、お湯の温度はぬるめにしておいた方が、お茶の渋みが出にくいので、まろやかになります。

茶道では、夏でも温かい抹茶をいただくので、実は、私は、冷抹茶は今回初めて作って飲みました。
冷抹茶、いつもより渋みを感じない気がします。
抹茶というより、グリーンティーというイメージです。

 

 

 



夏は平茶碗が涼し気

 

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これは、平茶碗と言います。夏限定のお茶碗です。

画像の大きさ調整を失敗したわけではなく、冷めやすく、涼し気にするための茶道具です。

5月にはちょっと早い。茶道で使うのは、6月中旬ごろからかな、と思います。

でも、今日みたいな暑い日には、使いたくなります。

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氷を入れたことはなかったけれど、なかなか綺麗に見えます。
私はあまり使ったことがないのですが、耐熱ガラスの平茶碗もあるので、ガラス(義山(ぎやまん))だと、より涼し気に見えると思います。

 

茶道のお点前ではあまり作る機会はない冷抹茶ですが、お家で夏に「冷抹茶の茶会」もおもしろそうです。

涼し気なデザインの茶器を選んで、作ってみたいですね!