京都の北野天満宮では、現在、御土井の青もみじが公開されています。梅や秋の紅葉が有名ですが、新緑も楽しめます。
そのすぐお隣にある、船屋秋月さんは、銘菓・「わらしべ長者」や北野天満宮ゆかりの「北野梅林」などで有名な和菓子屋さんです。
わらしべ長者
わらしべ長者は、大納言大豆を薄く伸した餅粟生地で包み、きな粉をまぶした和菓子です。あけると、餅粟生地ときな粉の香ばしい、とても良い香り。
中には、餡がたっぷり入っています。
茶道でよくいただく生菓子とはまた違う、素朴な和菓子のおいしさです。
「わらしべ長者」とは、観音様のお告げで拾ったわらしべを次々と価値あるものに取替え立身して長者になるという、あの昔話のわらしべ長者に由来するそうです。
なるほど・・お友達や取引先への手土産に「わらしべ長者」を持って行くと、それが次々と価値ある何かに変化して、長者になる・・ということでしょうか?
縁起の良いネーミングです!
若あゆや北野の梅林
季節の和菓子や北野天満宮にちなんだ和菓子も作られています。
今は、若鮎や冷たいわらび餅がとても美味しそうでした。
若あゆは、外国人の方も、わかりやすい魚の形に目を魅かれるので、興味を持たれていることが多いです。
↑こちらは、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E3%81%82%E3%82%86より。
この間、端午の節句にちなんだお道具で茶道体験をしていましたが、鯉のぼりをご覧になったかお伺いしたら、「鯉のお菓子を見た」という人がいました。確かに、鯉の和菓子を作っている和菓子屋さんもあるけれど、多分鮎のことですね。
若あゆは、小さいお子様にも人気があると思います。
梅の季節には、ほんのり甘酸っぱい、北野梅林も人気ですね。
ドラえもんの和菓子作り体験教室も
私は、初めて行く和菓子屋さんは、一見さんではほとんどお話しができない場合もあるので、いつも緊張するのですが、ご主人は、とても気さくに話してくださりました。
季節の生菓子は、予約制で作っておられますが、和菓子作り体験教室では、なんとドラえもんなどかわいいキャラクターの和菓子を作ることができるそうです。親子で楽しめそうですし、面白そうですね。
親しみのある和菓子屋さんです。
船屋秋月 北野店
京都市上京区馬喰町898(北野天満宮鳥居前北東角)
TEL 075-464-2618
営業時間 9:00~18:00(火曜日のみ~17:00)