オーストラリアの若い人の間で、抹茶が流行っていると聞いたことがあります。また、京都の老舗・一保堂はニューヨーク支店もあり、海外でも日本茶が注目されています。
しかし、オーストラリアでは、茶筅がないので、スプーンで抹茶を混ぜて飲んでいるのだと聞きました。
日本では考えられないですね。茶筅で点てなければ、おいしくないと思います。
抹茶にお湯を注いだだけの状態
こちらは、抹茶にポットのお湯を注いだ状態。
まだ粒粒としていて、口当たりがよくありません。
まろやかな味もしない気がします。
半分泡立てた状態
実は、流派によっても点て方が違います。
おいしい、美しいとされる抹茶がそれぞれ違うということです。
私は裏千家に所属していますが、表千家さんでは、あまり泡を点てすぎないのだそうです。うっすらと泡が残る感じで、表さんはこんな感じでしょうか。
違っていたらごめんなさい。
ブクブクと泡が目立つ状態
恐らく、このようなブクブクとした大きな泡が目立っている状態は、どの流派にもないのではないでしょうか。
口当たりもきめ細かい泡が立ったものとは違いますし、見た目も乱雑な感じがします。
きめ細かい泡を点てた状態
こちらが、裏千家の抹茶(薄茶)です。手首のスナップを聞かせて茶筅をよく振り、きめ細かい泡を点てるのが特徴です。
真ん中がぷっくりと盛り上がっており、見た目も美しいです。
口当たりは、泡がきめ細かいので、軽くてやわらかく、味もまろやかになります。
よく喫茶店で出される薄茶も、裏千家流のお抹茶が多いように思います。
抹茶は苦いと思われがちですが、点て方によって味が変わります。
まろやかに飲みやすいものをと考えれば、きめ細かい泡を点てた状態が、一番飲みやすいのではないでしょうか。
ちなみに、薄茶とはまた別物の濃茶はこちら。薄茶の3倍の濃さです。
茶道体験は抹茶点て体験?
茶道体験と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか。
①お客様として、お菓子と抹茶をいただける。飲み方の作法も教えてもらえる。
②自分で作る、お抹茶点て体験。点て方を教えてもらえる。
③①②の両方
普通の「お茶会」であれば、お客様ご自身が点てる機会はないので、①でしょうね。
お茶会では、作法は教えてもらえませんが。
②は、自分で点てるので楽しい体験だと思います。おいしい抹茶を点てるコツを教えてもらえば、家でも役に立ちます。お子様にも人気です。
でも、初めての点てる体験であれば、自分で点てても上手にできないことも多いので、本来のお薄の味は体験できないかもしれないですね。
点て方によって見た目も味もこんなに違うので。
皆さんのイメージは、①②③のどれでしょうか。
もしよかったら、ご意見お聞かせください。
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