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古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

あなたの素晴らしい商品・サービス、言語化しないと価値は伝わらない

起業女子 家カフェ茶道

こんにちは。

起業してまだ1年経っていない、茶道体験施設「古都」の亭主です。

日本人の初心者のお客様も大歓迎ですが、英語での茶道指導を専門にしているので、外国人観光客の方に多くご来店いただいています。

商品やサービスの「価値」が一目で見えない無形のモノである場合、それをお客様が選択される段階でお伝えするのって、本当に難しいと感じています。

「言語化」しなければならないのですが、意外に日本語でも難しい。さらに、英語となればもっと!

 

 

 

 

あなたの商品・サービスの価値を伝える方法

 

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例えば、「抹茶」の価値を考えてみましょう。

京都には、一保堂や小山園、福寿園、辻利園など、抹茶を販売されている「高級お茶ブランド」がたくさんありますね。

単に「高級抹茶」と言われるより、「京都・宇治の厳選、有機栽培抹茶。裏千家御家元お好み。御名は〇〇」というように、禅語や季節にちなんだ御名がつけられていたら、よりハイクオリティであることが伝わってきます。

見た目も、スーパーに売っているような小袋式ではなく、美しいお茶缶や伝統を感じる包み紙であれば、高級感が増します。

さらに、お客様のレビューとして、「初めてでも飲みやすい」「苦くない」などの情報があれば、分かりやすいので、手に取りやすいですよね。

 

 

 

 

 

「茶道体験」と聞いて、どんなことが思い浮かびますか?

 

 

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  • お点前を見る
  • お茶会に参加する
  • 作法を学ぶ
  • シャカシャカ抹茶を点てる体験
  • おいしい和菓子と抹茶をいただく
  • きもの
  • 正座

 

期待されている内容は、様々あるように思います。

実際の茶道体験施設でも、これらの何に力を入れているか、どこまで深く伝えているかはそれぞれ違います。

しかし、うちの茶道体験では、これらがすべてできますよ!と言ったところで、価値はほとんど伝わっていないでしょう。

 

 

 

 

 

 

価格競争に陥らないために

 

 

 

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良い物を安く提供するというのは、大変素晴らしいサービスです。

例えば、「〇〇人の団体で、一人〇円で、☓☓をしてください!」と依頼がきたら、何とか予算内でできるように努力します。

 

しかし、厳しい価格競争に走ってしまうと、経営が大変になり、クオリティの維持も難しくなります。

伝統文化体験でそうなってしまうと、海外の方に間違った日本文化が伝わる、初心者の方に誤解を与えるような内容に省略可されてしまう、といった問題が出てくると思います。

例えば、

「英語で〇〇は説明はしなくてもいいから、半額以下にまけてもらえませんか。」

「あなたの点てたお茶は飲まなくていいので、〇円にディスカウントして、お点前だけ見せてもらえませんか。」

何かを削ると、何か誤解が生まれてしまい兼ねないような内容になる場合もあります。

 

実際、これら「何かを削る」ことによるディスカウントに応じたこともありますが、結局反応はイマイチになり、失敗だったなーと思ったこともありました。

また、例え「何かを削って」外国人や初心者の方の反応が良好であっても、自分自身の心の中では、「これでいいのか?」「これって本当は違うのでは?」と悩むこともありました。

例えば、薄茶の飲み方の説明として、「お茶碗を2回まわす」だけお伝えするのでは

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なく、「ご挨拶の仕方」まで説明しなければ、茶道の精神が伝えられないのではないか?基本の作法の説明にさえなっていないのではないか?

そもそも、亭主の点てたお茶を飲まない茶道体験は、「お茶会体験」にもならないし、省略しすぎではないか?誤解を与えるのではないか?

などなど。

 

特に海外の方は、日本人の方より、茶道に関する情報に触れる機会が少ないと思います。

一度きりの体験が、その方の一生の日本の茶道に対する印象となる可能性も高いです。

省略しすぎることは、危険性があります。

 

価値の言語化は、簡単ではないですが、今後、取り組んでいきたいと思います。