古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

インバウンド事業 「きもの&茶道体験セットプラン始めます」 始めたからと言って人が来るかは別ですが。

こんにちは。金閣寺から徒歩1分、茶道体験古都の亭主です。

今日は、葵祭でしたね。私は見に行けなくて残念でした。

弊店は、茶道体験がメインの施設ですが、着付けもできます。

今までも、女性限定で着付けもオプションとして受付てきましたが、この度セットプランを作りました。

どうして今さら、セットなのかというと・・。

 

 

 

 

 Tea Ceremony といえば、なんであれ同じに見える?!

 

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「Tea Ceremony Experience」 にも、ほぼお菓子と抹茶をいただくだけというものから、45分間で作法の説明や抹茶を自分で点てる体験が含まれるもの、さらに濃茶の体験ができるものまで様々にあります。

もっと言えば、茶室に床の間があるか、お道具は季節で選んでいるのかなど・・しかし、お客様はそこまで確認してくるわけではないのです。

「Tea Ceremony」という言葉をサイトの説明やパンフレットの案内で文字にしてみたとき、どんな内容であれ、そんなに変わらないイメージに移るかもしれません。とくに、外国人のお客様となると、「濃茶が・・」と言われても、よくわからないことが多いように思います。

 もちろん、よく読み込んでいる人もいらっしゃいますが!

 

 

逆に言うと、どんなに「イメージ」が大事かということがわかります。

 

 

 

 

 

外国人は、トリップアドバイザーとロンリー・プラネットがすべて?!

 

 

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「イメージ」以上に外国人が大切にしているのが、「口コミサイト」。

日本人の方は、トリップアドバイザーって何のことか知らない方も多いと思いますが、外国人の方は、このサイトを基準に旅行の行き先を選んでくると言っても過言ではありません。

弊店のお客様は、何を見て弊店を知ったかと聞くと、大多数が「トリップアドバイザー」とお応えになります。

 

一方、ロンリー・プラネットは、「掲載してほしい」と料金を払って載せてもらえるわけではなく、歩き回っているご担当者が「これはよい」と思ったものしか載せないようです。

うちには、残念ながら、まだそんな方は来ていません。

ただ、あくまで外国人観光客目線だと思うので、日本人の感覚とは違うところをみていらっしゃるのかな、と思います。

日本人目線だったら、なんでここは載せないの?と思うところが全然載っていないと思います。

 

世界各国の旅行者が口コミを投稿するサイト・トリップアドバイザーと、外国人が一番よく持っている旅行雑誌「ロンリー・プラネット」。

これが、外国人個人客を取り込みたい施設にとっては、大事です。

 

 

 

 

 

 

トリップアドバイザーとロンリー・プラネット以外は?

 

 

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あとは、人脈でしょう。来店してくれたお客様がお友達を紹介してくださったり。

地元ホテルのコンシェルジュさんやゲストハウスからのご紹介。しかし、ホテルなど地元から信頼を得るにはなかなか大変です。

特に京都は、人脈がないと無理。あっても新規参入は厳しい。と思います。

 

セットプランを打ち出してみる、内容も本格的である等、良い商品やサービスが存在することは大前提ですが、

しかし一方で、いくら良いプランを作っても、イメージとトリップアドバイザーと、ロンリー・プラネット、と人脈がなかったら何も始まりません。

 

良いサービスを作ることよりも、「宣伝」が一番難しいところです。