古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

京都・油小路下長者町 横山竹材店 「和」の生活に欠かせない竹

油小路下長者町は、堀川通と烏丸通の間あたり。烏丸下長者町には、足腰の神様として有名な護王神社も近いです。

閑静な住宅街の中に、横山竹材店があります。

  

 

 

 

竹は茶道具に欠かせない素材

 

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竹は、茶道において、とても大切な素材です。茶杓や夏の籠花入れ、竹一重切りや二重切り花入れなど。竹の風情を見て楽しみます。

茶杓は、お茶碗と違って一見どれも同じだと思われがちですが、細かなところで違いがあり、華奢なものだったり、しっかりと大きめのものだったり、素材がゴマ竹だったり、青竹だったり様々な風情があります。

お茶会では、時には、竹ではなくて、宮中の古材(木製)が使われていることもあります。

 

横山竹材店さんでも、茶杓や籠花入れを販売されていました。

花入れは、鶴首(口の細長いもの)、宗全籠など、形も様々にあります。

花入れは、特に茶室でなくても、お家の夏の花入れとしてもとても素敵だと思います。

竹一重切りや二重切り花入れは、常に販売はされていませんが、注文を受けてくださるそうです。

 

 

 

 

 

 

美しい竹 和のインテリアにも

 

 

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 籠花入れだけでなく、竹の照明も販売されていて、素敵だなと思いました。これがあるだけで、ちょっと日常とは違う、料亭なような?気分になれそうです。

やさしい灯りは、落ち着いた雰囲気になります。

 

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これは、インテリアではありませんが、店内に面白いものを見つけました。

竹トンボがたくさん。

昔は、子どもが竹トンボで遊んでいたのでしょうけれど、最近は見ないですね。

私もすごく久しぶりに見ました。幼稚園生の頃、おじいちゃんに作ってもらったとき以来です。

 

 

 

 

 

茶杓製作体験もできる!

 

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横山竹材店さんは、元々は犬矢来など建築用素材としてのお店だったそうですが、ショールームがあり、ふらっと入って来られる外国人の方も多いそうです。実際に製作されているところも見られるので、興味深いです。

最近では、海外のデザイナーさんも、竹をインテリアデザインとして注目され、ご来店されているそうです。

 

また、修学旅行生や外国人観光客向けの体験教室も受付ておられ、実際に自分で茶杓や竹のお箸を作ってみることもできます。

自分で作った茶杓で一服点てたら、外国人のお客様に喜ばれそうです。

 

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有限会社 横山竹材店

〒602-8062 京都市上京区油小路通下長者町上る亀屋町135

Tel: (075)441-3981

URL: http://www.yokotake.co.jp