古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

実は作れる!? 甘酒のレシピ 肌寒いお花見は自家製甘酒でどうぞ。

 立派な酒粕をいただいたので、早速料理に使ってみました。

酒粕は、日本酒づくりの過程で生じる副産物ですが、栄養価の高い発酵食品です。

タンパク質、食物繊維やビタミンも豊富で、コレステロールを低下させる効果もあるそうです。

 

 

本日の酒粕 姫路の田中酒造場さん

 

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いただきもので、姫路の老舗・田中酒造場さんの「しぼったまんま」。http://www.harima-sake.jp/introduction/tanaka/

袋を開けないうちから、お酒のとても良い香りがしました。

アルコールが苦手な方も、京都の伏見、兵庫県の灘、姫路など各地の酒粕を使えば、いろいろな味が楽しめるかもしれませんね。

 

 

自家製甘酒作ってみました

 

 

 

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実は甘酒は、とても簡単に作れます。酒粕をお湯に溶かし、三温糖や隠し味の塩と、しょうがを混ぜて出来上がりです。

酒というイメージのせいで、自家製と考えない方が多いようですが、本当にたったそれだけで自分の好きに味付けした物が出来るのです。

http://cookpad.com/recipe/2510629

酒粕は味噌のようには簡単に溶けないので、お湯に浸して10分程度ふやかしてから溶くのがポイントです。

お家で萩焼の湯飲みに入れて。ちょっと甘酒の湯飲みっぽくないですが、おしゃれに見えませんか?

 

これからのお花見に、甘酒を作ってお出かけはいかがでしょうか?夜桜を見るには、まだ寒い日もあるので、あったかい甘酒があると嬉しいですね。

 

他に酒粕のレシピを2つ、公開します。

 

 

 

 

粕汁

 

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家で作った粕汁は、人参、大根、シイタケ、ネギが入っていますが、豚やちくわもよく具材に入れます。

やはり、酒粕は溶けにくいので、最初にぬるま湯に浸すのがポイント。

参考 http://www.ntv.co.jp/3min/recipe/20130118.html

だし汁でネギ以外の具材を煮込み、煮立ったら酒粕と味噌を溶きます。

最後にネギを入れて完成です。

 

 

 

 

 

酒粕アイス

 

 

創作京料理のお店で、デザートに酒粕アイスが出されたことがあり、どうやって作るのか気になっていました。

調べたら、レシピがネットにもいろいろと載っているようです。

http://sakekasu.jp/recepie/recepie-003.htm

 

1、やはり、まず酒粕は牛乳にしばらく20-30分浸してふやかします。

 ものによってはなかなか溶けにくいものもあるので、待つのが面倒な場合などはフードプロセッサーが便利です。酒粕と牛乳。なめらかになってくれます。

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2、別の鍋に卵黄2個と砂糖100gを入れて砂糖が見えなくなるまで混ぜます。

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3、2に1を加えて弱火にかけ、もったりとするまで混ぜます。

カスタードクリームを作るような感じで、焦がさないように。

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 4、3をしっかり覚ましたら、すりおろしショウガを少し加えます。

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5、別のボウルで6分立てにした生クリーム200㏄を、4に加えて混ぜます。

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6、バットに入れて、冷凍庫で冷やし、2時間おきに空気を含ませるように混ぜ、これを3,4回繰り返します。

 

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7、完成

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自画自賛ですが、とってもおいしくてびっくりしました。

ほんのりお酒の味がアイスクリームとよく合います。

レシピと材料の酒粕が良かったんでしょうね!

 

甘酒だけでは使い切れない酒粕。

他にもいろいろな料理で楽しんでみてはいかがでしょうか?