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古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

京都・鷹峯 吉野太夫ゆかりの常照寺

常照寺は、京都の北部、鷹峯エリアにある、ふだんは静かなお寺です。吉野太夫ゆかりの地として知られ、太夫が寄進された門や、吉野太夫ゆかりのお茶室もあります。

毎年4月の第二日曜日には花供養が行われ、野点席や抹茶の席だけでなく、煎茶のお席も開かれます。

 

 

 

鷹峯エリアは、芸術の里

 

 

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鷹峯は、千本北大路から少し急な坂を上っていったところにあります。江戸初期の芸術家・本阿弥光悦によって発展した土地です。

光悦は、鷹峯に芸術村を開きました。書家、陶芸家としても知られ、東京の畠山美術館や京都の相天閣美術館などに重要文化財の茶碗があります。

寄進された土地に開かれた一つが、日蓮宗の常照寺です。

現在は、静かなお寺ですが、盛大な時代には、多くの僧が集まって勉学に励まれていたそうです。

 

 

 

 

吉野太夫ゆかりの地

 

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太夫とは、美貌と教養を兼ね備えた最高位の遊女に与えられる身分です。この常照寺にゆかりがあるのは、二代目吉野太夫。

才色兼備で当時、一世を風靡した女性です。28歳の時に豪商・灰屋紹益に身受けされ、家庭の妻としての人生を歩まれましたが、38歳という若さでお亡くなりになっています。

吉野太夫が巨財を投じて寄進された朱塗りの門が、現在も「吉野門」として残っています。

毎年、花供養の日には、今でも「太夫道中」がここを通られ、参拝客でいっぱいになります。

 

 

 

 

 

茶室・遺芳庵(いほうあん)

 

 

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遺芳庵は、吉野太夫ゆかりの茶室です。普段は非公開ですが、花供養の日は、ここで裏千家淡交会京都支部が担当する抹茶のお席があります。

 

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大きな「吉野窓」があることで知られ、丸窓ですが、実はまんまるではなく、下の方がまっすぐな線になっています。それは、完璧ではないこと、不完全を表していると言われています。お茶席のある時は障子が張られていて、美しい窓です。

 

ちなみに、野点席は一番最初の写真の、開けた場所で行われるそうです。

桜の咲く春が楽しみになります。

 

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吉野太夫花供養

2016年4月10日(日)9:00~15:00

お茶席3席とおそば席

前売り券 4500円

当日券  5000円

      

 

常照寺

京都市北区鷹峯北鷹峯町1番地

Tel::075-492-6775

URL: https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000109