古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

趣味は、心の拠り所 辛いときの助け

女性はよく辛いことや悩みを女友達や、時には彼氏や旦那様に話して、共有することでストレス発散します。

一人で抱えるより、とりあえず誰か聞いてほしい気持ち、とてもよく分かります。

でも、聞いてくれる人が誰一人いない、となったら、どこに捌け口があるのでしょう?

私は、いつの日も、辛い日の助けは、日本文化関係の趣味でした。

 

 

誰に打ち明けても、意味がないと感じるとき

 

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悩みを話せる相手が一人でもいることは、とても幸運です。

しかし、誰にも話したくない、自分から華やかな周囲から距離を取りたい、と思うことがあります。

友人に悩みを打ち明けても、同じ経験をしているわけではないし、理解してもらえないと思うからです。

それに、重い話をされる方も、どう答えていいか分からないだろうなと思うからです。

本当は孤独を感じているので、お金を払って人に相談すべき場合もあるかもれませんが、個人的な話題で会話したくないときは、趣味というツールを通して人と接するのも一つです。

または、美術館の絵画や、読書など、芸術作品とコミュニケーションを取るのも癒やしになります。

スポーツが好きな人なら、ランニングなど一人でできるスポーツをするのも、気分転換になるでしょうね。

 

 

 

 

入ってくる情報を、自分で選びたい 

四方八方から入ってくる華やかな情報は時に人を傷つける

 

 

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現代社会は、自分の意思に反して、見たくない情報が次々と入ってきます。

例えば、SNSの結婚報告や、テレビの結婚式場の宣伝は、私にとっては、非常につまらないなと思います。

その情報を必要としている人も必ずいるので、流れてくるのは仕方ありませんが、しばらく恋愛や結婚を諦めて生きていこうと思っているところに、流れてくると、なんだか辛くなります。

「人の幸せを素直に喜びなさい」「人として他人の幸せを喜べないのは器が小さい」

世間からはそう言われるでしょう。

でも人の感情って、そんなに簡単でしょうか。

いつの日か、時がたって、人の幸せを素直に喜べる時がくるかもしれません。

しかし、とても傷ついた人が立ち直るには、時間が必要なのです。

そんなときは、世間からは離れ、趣味の本、静かな美術館、趣味の作品作りをして時を過ごすのも一つの方法です。

 

 

 

 

 

趣味を通して自信を取り戻す

 

 

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趣味なのだから、誰がどう言おうと、自己満足できれば、それが一番だと思います。

さらに、もし趣味の活動を通して、他人を幸せにできたとしたら、とても幸せなことです。

例えば、ランナーとしてマラソンを完走することで、達成感を味わう。見ている人にも勇気を与える。

楽器の演奏を通して、人に感動を与える。大きな会場でなくても、鴨川のほとりでも、山でも誰か聞いている人がいるかもしれません。

絵画や編み物など、作品作りをして、達成感を得る。作品を寄付やプレゼントしたり、フリーマーケットに出して誰かに喜んでもらう。

 

そのうち、ハネムーン中のカップルが自分の趣味の活動や作品で、喜んでくれるということも出てくるかもしれません。

今幸せな人たちを、自分のような者の活動でさらに幸せにできた!という驚き。

何か、一つ克服ができたような気持になります。

 

誰とも話したくないと思うとき、無理する必要はありません。

みんなと同じ流行に乗る必要もありません。

自己満足できるまで、追究すればよいのです。

趣味を持つことは、誰に頼ることもなく、充足感を得る方法です。