古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

北野天満宮・梅花祭の茶席

2月25日は、毎年北野天満宮で梅花祭が開かれ、上七軒の芸妓さん・舞妓さんによる茶席も開かれます。

25日は縁日でもあり、屋台も出てにぎやかになります。

昨日は例年以上に、観光客の方もたくさん来られ、お茶席が行列を成していました。

 

 

 

全国的にも有名になっている梅花祭

 

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朝10時スタートのお席は、開始時刻に行くとすごい行列ができていました。1時間は待たないといけないと言われましたが、そんなに待つことなく、20分くらいだったかなと思います。

ただ、まだとても寒いので、あったかくして行ったほうがいいです。

 

外国人観光客や、京都のお土産を手に下げながら並ばれている方も多く、梅花祭が全国的にも有名になっているようです。

毎年、テレビで放送もしてからね。

今年も、テレビ局の取材の方も野点席の舞妓さんを撮影に来られていました。

 

 

 

 

華やかな野点

 

 

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お茶席は、野点席と座席があり、どちらか一つを選んで入ります。

お菓子は、野外で先に配られました。鶴屋吉信さんのお菓子です。

とてもかわいい梅の主菓子に、小さな赤い梅の干菓子もついています。

 

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こちらも、いただいたお干菓子。

 

写真を撮りたくなりますが、お茶席なので、控えめに撮影しなければなりません。

写真ではお伝えしきれませんが、芸妓さん、舞妓さんのお着物や御髪はとっても華やかでした。

普段、上七軒を歩いてもなかなかお見かけすることはないので、こんなにたくさんの芸妓さんがいらっしゃったんだな、と感心しました。

 

 

 

 

 

知新棚の立礼席

 

 

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本日の野点席は、裏千家・鵬雲斎大宗匠のお好みの知新棚でした。

知新棚は、薄茶席のみに使えるもので、よく野点の立礼席に登場します。

春秋棚や御園棚のように銀杏や七宝の透かしの模様が入っていないので、すっきりとしたデザインです。

お水差しや赤楽の茶碗が映えていました。

 

野点の立礼席だけでも、行くところ行くところで、違う種類の棚を使っておられるので、実物を拝見するのを楽しみにしています。

 

満開の梅と綺麗な芸妓さん、舞妓さんに囲まれ、華やかなお茶席でした!