古都 茶会記

気軽に楽しめる茶道と京の徒然

京都の縁日

縁日は、神仏との縁のある日のことで、お寺や神社では祭祀や供養が行われます。この日に参詣すると、普段以上の御利益があると信じられており、京都のお寺や神社では、毎月縁日に青空市が開催されているところもあります。リサイクルきものや茶道具などの骨董品、手作りの作品など掘り出し物を求めて、たくさんの人が集まります。素敵なお土産を発掘しようと、海外の方にも大人気です。

 

 

 

北野天満宮

 

 

 

毎月25日。「天神さん」の愛称で親しまれています。リサイクルきものや骨董品のお店が立ち並びます。ベビーカステラや焼きそばなどおいしそうな匂いもしてきます。

 

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裏門近くでは、茶道具を売っているお店も発見しました。味のあるお茶碗がたくさん。裏門を入ったところには、銘菓「長五郎餅」も売っています。学問の神様である菅原道眞の御利益を得ようと、毎月子どもに長五郎餅を買って食べさせる人もいるとか。

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北野天満宮は、初春には梅が美しく咲き、秋は紅葉も綺麗です。

 

北野天満宮

・住所 〒602-8386 京都市上京区馬喰町 北野天満宮社務所

・毎月25日 6時頃~21時頃まで

アクセスはこちら http://kitanotenmangu.or.jp/access.php

茶道体験古都からもバスですぐ。金閣寺道から北野天満宮前まで、京都市バス101又は102で約6分です。

 

 

東寺

 

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毎月21日。「弘法さん」の愛称で親しまれる、京都で最大の縁日です。空海(弘法大使)が入滅された日が3月21日であるため、縁日は21日となっています。

 

壺や陶器、掛け軸などの骨董品が多く、食べ物や古着も売っています。庶民的な昔の着物である、銘仙や絣が多いようです。外国人向けに英語表記しているところもあるそうです。手作りの作品もたくさんあります。

 

東寺には京都のシンボルである、高さ約55mの五重塔があり、見所となっています。

 

東寺

・住所 〒601-8473 京都府京都市南区九条町1番地

アクセスはこちらhttp://www.toji.or.jp/access.shtml

・毎月21日 5:00~16:00すぎまで開催

*雨天決行ですが、お店の数は少なくなります。

 

 

受験勉強中、休憩タイムにお抹茶を

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学問の神様である菅原道眞を祀る、京都・北野天満宮の縁日やお正月に売られている「長五郎餅」。

天正15年(1587年)10月、豊臣秀吉が北野天満宮で大茶会を催した際、長五郎さんも茶屋を出し、秀吉に餅を献上したところ、大変気に入っていただけたそうです。以後、「長五郎餅」と命名され、現在に至ります。

お茶碗は、縁起の良い「日の出鶴」を選びました。

 

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京都だけでなく、全国各地に縁起の良いお菓子がありますね。

同じく菅原道眞が祀られている、福岡の太宰府天満宮。こちらの梅ヶ枝餅も有名なお菓子です。

さりげなくお勉強中のお部屋に差し入れしてもらえると、嬉しいですね!

 

長五郎餅 http://chogoromochi.co.jp

 

写真引用